XのDMで既読をつけない設定|既読通知の仕組みと確認方法

XのDMで既読をつけない設定|既読通知の仕組みと確認方法



XのDM(ダイレクトメッセージ)で「既読をつけたくない」「相手が読んだのか知りたい」と考えたとき、まず押さえるべきなのはXの既読は「既読通知を表示」というひとつの設定で動いているという点です。機内モードやプレビューといった小技が語られがちですが、Xのヘルプセンターが手順として案内しているのは設定の切り替えと、メッセージリクエストの扱いだけです。

この記事は2026年10月5日時点のXヘルプセンターの記載を確認して書いています。確認したのはXヘルプセンター「Xのダイレクトメッセージ(DM)を送信する方法」、Xヘルプセンター「Xのダイレクトメッセージについてのよくある質問 – DM」、Xヘルプセンター「Xのブロック機能」の3ページです。公式に記載のない挙動については「記載がない」とはっきり書き、推測で補っていません。

XのDMの「既読通知」は何を相手に伝える機能か

Xヘルプセンターは、DMについて「自分のメッセージを相手がいつ開いたか確認できる既読通知の機能があります」と説明しています。つまりXの既読は、単に「読んだ・読んでいない」の2択ではなく、開いた時刻までを含んだ情報です。

そのうえで公式には、次のように書かれています。

  • 自分の[既読通知を表示]がオンになった状態でDMを受け取った場合、メッセージをいつ開いたかが会話の参加者全員に通知される
  • この設定は初期状態ではオンになっている
  • [設定]でいつでもオフにする、またオンに戻すことができる

注目したいのは「会話の参加者全員」という言い方です。1対1の会話だけでなく、グループ会話でも同じように扱われるという意味になります。グループ会話は、参加しているアカウント全員がメッセージをすべて見られる仕組みなので、既読の情報も同じ範囲に届くと読むのが自然です。

逆にいえば、自分が既読をつけるかどうかを決めているのは相手の設定ではなく自分の設定です。「相手が既読機能を切っているから自分の既読もつかないのでは」と考える人もいますが、公式の書き方はそうなっていません。自分の[既読通知を表示]がオンなら、自分が開いた時刻は相手に伝わります。

「既読がつく/つかない」を相手のせいにしなくていいのは、分かりやすくて助かりますね。自分の設定だけ見ればいいんです。

x dm 既読 XヘルプセンターがDMの既読通知について明記していること
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

既読をつけない方法は「既読通知を表示」をオフにすることだけ

「既読をつけずにDMを読みたい」という目的に対して、Xヘルプセンターが手順まで示しているのは[既読通知を表示]をオフにする方法だけです。ほかの裏技的な手順は公式ヘルプに掲載されていません。

ただし、この設定には知らずに切り替えると戸惑う性質があります。公式ヘルプはこう書いています。

  • [既読通知を表示]設定をオフにすると、自分以外のアカウントの既読通知も表示されなくなる

つまり片方だけ得をする設定にはなっていません。自分の既読を相手に見せないかわりに、自分も相手が読んだかどうかを見られなくなります。等価交換です。

この性質を踏まえると、選び方は次のように整理できます。

  • 既読を見せたくない気持ちが強いならオフにする。相手の既読が見えなくなることは受け入れる
  • 相手が読んだかどうかを確認したい用途が多いならオンのまま使う。自分の既読も伝わる前提でDMを開く
  • 相手によって使い分けたい場合でも、設定はアカウント単位。会話ごとに既読通知を切り替える方法は公式ヘルプに記載がない

「特定の人にだけ既読をつけない」という運用は、Xの公式機能としては用意されていない、という理解で進めるのが安全です。

オフにすると自分も相手の既読が見えなくなる。ここを知らずに切り替えて「壊れた?」と驚く人が多いところです。

Xヘルプセンター
出典:Xヘルプセンター(2026年10月5日確認)

iPhone(X for iOS)で既読通知をオフにする手順

X for iOSでの手順は、Xヘルプセンターに次の順で案内されています。

  • トップメニューのプロフィールアイコンをタップする
  • [設定とプライバシー]を選択する
  • [プライバシーとセキュリティ]をタップする
  • [ダイレクトメッセージ]の[既読通知を表示]のスイッチをスライドして設定を切り替える

DMの画面の中ではなく、アカウント全体の設定から入るのがポイントです。DMの会話画面や受信トレイを探しても見つかりません。

また、同じ[プライバシーとセキュリティ]の[ダイレクトメッセージ]には、誰からDMを受け取るかを決める項目も並んでいます。公式ヘルプは、[すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する]をオンにすると「誰でもあなたにメッセージを送信したり、あなたをグループ会話に追加できるようになります」と書いています。既読の設定を変えるついでに、こちらの状態も一度見ておくとよい場所です。

なお公式ヘルプは、[すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する]について「ポストのプライバシー設定の内容(ポストの公開または非公開)にかかわらず」すべてのアカウントからDMを受け取れるようになると明記しています。アカウントを非公開(鍵アカウント)にしていればDMも絞られる、という思い込みは成り立ちません。

既読の設定とDMの受信範囲の設定が同じ画面に並んでいるので、せっかく開いたなら両方チェックしておきましょう。

AndroidとパソコンのX(x.com)で既読通知をオフにする手順

AndroidとWeb版(x.com)では、同じ設定でも入口と操作部品の呼び方が少し違います。公式ヘルプの記載はそれぞれ次のとおりです。

X for Androidの場合

  • トップメニューに表示されているナビゲーションメニューアイコン、またはプロフィールアイコンをタップする
  • [設定とプライバシー]を選択する
  • [プライバシーとセキュリティ]をタップする
  • [ダイレクトメッセージ]の下にある[既読通知を表示]のチェックボックスをオフにする(オンに戻すときも同じ場所)

x.com(パソコンのブラウザ)の場合

  • [もっと見る]アイコンをクリックし、[プライバシーとセキュリティ]をクリックする
  • [プライバシーとセキュリティ]で[既読通知を表示]のチェックボックスをオフにする(オンに戻すときも同じ場所)

iOSは「スイッチをスライド」、AndroidとWebは「チェックボックス」と、公式ヘルプでも書き分けられています。手元の画面と案内の言葉が違って見えるときは、使っている端末の項を読み直すと迷いが減ります。

設定はアカウントに対して効くものなので、どの端末から切り替えても同じアカウントの既読通知の扱いが変わります。iPhoneとパソコンの両方でXを使っている人が、片方だけオフにして「もう片方では既読がつく」という状態になる、という案内は公式ヘルプにはありません。

iOSはスイッチ、Androidとパソコンはチェックボックス。呼び方が違うだけで、たどる道は同じです。

x dm 既読 既読通知をオフにするまでの操作(端末別)
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

既読通知が働く画面と働かない画面

既読通知はXのすべての画面で同じように動くわけではありません。Xヘルプセンターは、対応範囲を明示しています。

  • 既読通知に対応しているのはX for iOSアプリ、X for Androidアプリ、x.comだけ
  • 今後はモバイルサイトでDMを表示する場合にも既読通知が送られるようになる予定

ここで言う「モバイルサイト」は、アプリではなくスマホのブラウザでXを開いた状態を指します。つまり2026年10月5日時点の公式の記載では、スマホのブラウザ版は既読通知の対応範囲に入っていないということになります。

ただし、これを「既読をつけない方法」として当てにするのは勧められません。公式ヘルプ自身が「今後は……送られるようになる予定」と予告しているため、仕様が変わった時点で意図せず既読がつく状態になります。恒久的に既読を見せたくないなら、予定が告知されている抜け道ではなく、前述の[既読通知を表示]をオフにするほうが確実です。

あわせて覚えておきたいのが、DMの削除の扱いです。公式ヘルプは「ダイレクトメッセージまたは会話(送信または受信のどちらでも)を削除しても、メッセージが削除されるのは自分のアカウントからだけです。会話の他のメンバーは、削除したダイレクトメッセージまたは会話を引き続き見ることができます」と明記しています。既読をつけてしまったあとに会話を消しても、相手側の表示には影響しません。

「予定」と書かれている抜け道は、いつかふさがる抜け道です。設定で決めておくほうが後々ラクですよ。

メッセージリクエストは許可するまで既読がつかない

既読に関して、設定とは別にはっきり定められているのがメッセージリクエストの扱いです。公式ヘルプには同じ趣旨の記述が2か所にあります。

  • 「リクエストを許可するまで、あなたがメッセージを読んだかどうかは他のアカウントに知られません」
  • 「[リクエスト]に表示される会話では、あなたが会話を許可しない限り、送信者はあなたがダイレクトメッセージを読んだかどうか知ることはできません」

リクエストが[リクエスト]タブに入るのは、[すべてのアカウントからメッセージを受け取る](iOS)/[全ユーザーからメッセージを受信](Android)/[すべてのユーザーからメッセージを受信する](x.com)が有効な場合に、自分がフォローしていないアカウントからDMが届いたときです。フォローしていないアカウントによって新しいグループ会話に追加された場合も、その会話は[リクエスト]に表示されます。

リクエストを開いたときの選択肢と、その結果は次のように整理できます。

  • [許可]を選ぶと、そのアカウントと会話できるようになり、メッセージが受信トレイに移動する。ここから既読が相手に伝わる状態になる
  • [削除]を選ぶとメッセージは受信トレイから削除される。ただし公式ヘルプは「メッセージを削除しても、相手はあなたに繰り返しメッセージを送信できます」と注意している
  • メディアの中身は、メッセージが許可されるまで表示されない。見たい場合は[メディアを表示]をクリックまたはタップする

さらにiOS・Androidのアプリにはクオリティフィルターがあり、初期設定で不適切と思われる会話リクエストが[リクエスト]タブから除外されます。除外されたリクエストの通知は表示されませんが、[リクエスト]タブの一番下から表示できます。切り替えは[リクエスト]タブ上部の[設定を変更]をタップし、[メッセージ]設定の[プライバシー]セクションにある[クオリティフィルター]のスライダーで行います。

知らない相手からのDMは、許可しなければ読んだことが伝わりません。急いで許可を押さないのがコツです。

「既読がわからない」「長押しで既読になる?」公式に書かれていること・書かれていないこと

検索でよく見かける疑問について、公式ヘルプに記載があるかどうかで切り分けておきます。推測を混ぜないために、ここははっきり分けて書きます。

公式ヘルプに記載があること

  • 既読通知は「相手がいつ開いたか」を伝える機能で、初期状態はオン
  • 自分がオフにすると、自分以外のアカウントの既読通知も表示されなくなる
  • 対応はX for iOS・X for Android・x.comのみ(モバイルサイトは今後対応予定)
  • [リクエスト]の会話は、許可しない限り読んだかどうかが送信者に伝わらない

公式ヘルプに記載がないこと

  • 既読がどのような記号や文字で画面に表示されるか(チェックマークの有無など、表示の見た目についての案内は見当たりません)
  • 受信トレイでの長押しプレビューや通知のプレビューで既読がつくかどうか
  • 機内モードで開いた場合に既読がつくかどうか
  • 既読の表示が遅れる条件

したがって「既読の印が見当たらない」というときに確かめられるのは、記載がある側の条件です。具体的には、自分の[既読通知を表示]がオフになっていないか、その会話が[リクエスト]のままになっていないか、既読通知に対応していない画面(スマホのブラウザ)で開いていないかの3点になります。この3つはいずれも公式に根拠がある条件です。

逆に、プレビューや機内モードを前提にした手順は、公式の裏づけがないまま使うことになります。確実に既読を避けたいなら、設定で決めるか、リクエストのまま開かないかのどちらかを選ぶのが筋の通った対応です。

「公式に書いていないことは分からない」と言い切るのも、ひとつの答えです。あいまいな小技より設定が確実ですよ。

x dm 既読 既読の表示が見当たらないときに確認できること(公式に根拠がある項目だけ)
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

既読を気にせずDMを使うための周辺設定とまとめ

既読そのものの設定に加えて、DMのやり取りを落ち着いて進めるための項目が公式ヘルプに用意されています。すぐ返せないときに役立つものを挙げます。

  • 通知のスヌーズ:1時間、8時間、1週間、再度オンにするまでの4択。情報アイコンから[通知をスヌーズする]を選びます。公式ヘルプは「ダイレクトメッセージの通知を非表示にしても新しいメッセージは届きますが、受信通知は表示されなくなります」と説明しています
  • 会話を固定:受信トレイの上部に一度に最大6つの会話を固定できます。iOSでは会話を左から右にスワイプして固定アイコンをタップします
  • 報告する:会話を開いて情報アイコン→[報告する]→報告の種類を選んで確定すると、「このアカウントは、あなたから先にメッセージを送るまで、あなたにメッセージを送れなくなります」と公式に書かれています
  • ブロックする:Xヘルプセンター「Xのブロック機能」は、ブロックされたアカウントは「あなたにダイレクトメッセージを送ること」ができなくなると明記しています。またブロックしたことを知らせる通知は相手に送られませんが、相手が自分をブロックしたアカウントのプロフィールを見るとブロックされていることが分かります

DMが送れない側のトラブルも、原因が公式に示されています。DMのよくある質問によると、1つのアカウントが1日に送れるDMは500件に制限されており、上限に達すると日付が変わるまで新しいDMを送れません。自分をフォローしていないアカウント宛てに送る場合は電話番号の認証を求められることがあり、複数のアカウントに同じ内容のDM(または同じリンク)を送るとスパムとして認識されて送れなくなることがあります。この場合は送信の操作をせず、30分以上待ってから送りなおすよう案内されています。

最後に要点をまとめます。XのDMで既読をつけない方法は、[プライバシーとセキュリティ]→[ダイレクトメッセージ]の[既読通知を表示]をオフにすること。その代償として自分も相手の既読を見られなくなります。知らない相手からのDMは[リクエスト]のまま許可しなければ、読んだかどうかが相手に伝わりません。そして既読の表示の見た目やプレビュー・機内モードの挙動については、2026年10月5日時点の公式ヘルプに記載がないため、当てにしないのが安全です。

設定はひとつ、ルールはシンプル。あとはスヌーズや固定で、自分のペースを守って使えば大丈夫ですよ。