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Wi-Fiの扇形アイコンが表示されているのに「インターネットなし」「インターネット未接続」となる場合、端末とWi-Fiルーター間の無線接続までは成立しています。止まっているのは、その先にあるIPアドレスの取得、DNSによる名前解決、ONU・モデムから回線への接続、または公共Wi-Fiの認証です。
対処では、設定をいきなり初期化せず、「ほかの端末も使えないか」「別の回線なら使えるか」を確認し、影響範囲を狭めることが重要です。以下のOSの仕様・設定項目・画面名は2026年9月22日時点です。メーカーによるAndroidの画面差や、ルーター固有のランプ名称については取扱説明書も併用してください。
目次
「接続済み・インターネットなし」は端末とルーターのどこで起きている?
最初に、Wi-Fi接続とインターネット接続を分けて考えます。SSIDを選び、正しいパスワードでルーターへ接続できるとWi-Fiアイコンは表示されます。しかし、ルーターが回線事業者へ接続できていない、端末が適切なIPアドレスやDNSサーバーを取得できていない場合、Webサイトやアプリは利用できません。
2台の端末と別回線で影響範囲を確認する
- 問題の端末でブラウザと別のアプリを開き、両方とも通信できないか確認します。
- 同じSSIDへ別のスマートフォンまたはPCを接続します。
- 問題の端末だけをスマートフォンのテザリングや別のWi-Fiへ接続します。
同じWi-Fiで全端末が使えなければ、ONU、ホームゲートウェイ、ルーター、回線障害の可能性が高くなります。1台だけ使えなければ、その端末の保存済みSSID、IP設定、VPN、プロキシ、セキュリティソフトを優先して調べます。特定のWebサイトだけ開かない場合は、回線全体ではなくDNS、ブラウザ、サイト側の障害も疑います。サイト単位の確認方法は特定のサイトにアクセスできないときの対処法も参考になります。
また、Wi-Fiをオフにしたモバイル通信では開けるなら、閲覧先よりWi-Fi側に原因があると判断できます。反対に、どの回線でも同じアプリだけ失敗する場合は、そのアプリの障害情報や更新状況を確認してください。

最初の数分は設定変更より切り分けに使いましょう。全端末か1台だけかで、調べる場所が大きく変わります。

結論として候補になるのは次のサービスです。条件を先に確認しておくと比較が早くなります。
全端末が未接続ならONU・ルーターをどの順番で再起動する?
家中の端末が同時に使えない場合は、端末を個別に直す前に通信機器を確認します。ONUは光回線を宅内の通信へ変換する機器、ルーターは複数端末へ通信を振り分ける機器です。ホームゲートウェイが両方の役割を兼ねる構成もあります。
ケーブルとランプを先に記録する
電源を抜く前に、機器前面のランプをスマートフォンで記録します。名称は機種により異なりますが、「電源」「認証」「光回線」「回線」「Internet」「PPP」「WAN」などを確認してください。赤点灯や消灯の意味は機種ごとに違うため、色だけで故障とは断定せず、型番の取扱説明書と照合します。ONUとルーター間のLANケーブルが、ルーターの「WAN」「Internet」ポートへ奥まで挿さっているかも確認します。
上流から順に起動する
- ルーター、ホームゲートウェイ、ONUの電源を切ります。ひかり電話や固定電話を使用中なら通話が切れるため、終了後に行います。
- 機器の取扱説明書に指定時間がある場合はそれに従って待ちます。
- 回線に最も近いONUまたはモデムの電源を入れ、ランプが起動状態へ落ち着くまで待ちます。
- ホームゲートウェイ、Wi-Fiルーターの順に電源を入れます。
- 最後に端末でSSIDへ再接続し、Webページを確認します。
再起動後も全端末で使えず、回線系ランプが異常なら、スマートフォンのモバイル通信から契約中の回線事業者・プロバイダーの障害情報を確認します。障害が掲載されていなければ、ランプ名と色、発生時刻、有線LANでも使えないかを控えてサポートへ連絡します。SoftBank Airを利用している場合は、専用のSoftBank Airの接続・トラブル対処も確認してください。
初期化用のRESETボタンは、接続ID、Wi-Fi名、電話設定などが消える可能性があるため、この段階では押しません。

全端末が止まったときは、端末を何台も再設定するより、回線側のランプと上流機器から確認する方が早道です。
主要なサービスの条件を並べると、違いが一目で分かります。横にスクロールしてご覧ください。
| NURO光 | ドコモ光 | SoftBank光 | ぷらら光 | コミュファ光 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ | NTTドコモ | ソフトバンク | NTTドコモ | 中部テレコミュニケーション |
| 回線タイプ | NURO光回線 | NTT光回線 | NTT光回線 | NTT光回線 | 電力系光回線 |
| 戸建て1年利用時の実質料金 | 3,720円 | 5,974円 | 7,091円 | 6,972円 | 1,611円 |
| 戸建て2年利用時の実質料金 | 3,844円 | 5,852円 | 5,852円 | 6,160円 | 3,693円 |
| 戸建て3年利用時の実質料金 | 3,921円 | 5,809円 | 5,809円 | 5,875円 | 4,458円 |
| マンション1年利用時の実質料金 | 3,031円 | 4,654円 | 5,551円 | 5,652円 | 3,353円 |
光回線の主要サービスを抜粋。出典:各社公式サイト(2026年9月22日確認)。表は横にスクロールできます。
1台だけ未接続なら保存済みWi-Fiを削除して再接続するには?
1台だけで症状が出る場合、古いパスワード、暗号化方式の変更、壊れた接続情報が残っていることがあります。SSIDとパスワードを手元に用意してから、そのネットワークだけを削除して再登録します。同名のゲスト用SSIDや、近隣の似たSSIDを選ばないよう、ルーター本体のラベルまたは管理画面と照合してください。
Windows 11・Windows 10
Windows 11では「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「既知のネットワークの管理」へ進み、対象SSIDの「削除」を選びます。タスクバーのネットワーク・音量・バッテリー領域からクイック設定を開き、「Wi-Fi接続の管理」でSSIDを選び直してパスワードを入力します。Windows 10では「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「既知のネットワークの管理」が基本経路です。
iPhone・iPad
「設定」→「Wi-Fi」→接続先の情報ボタン→「このネットワーク設定を削除」→「削除」と進み、SSIDを選び直します。コントロールセンターのWi-Fiボタンは接続を一時解除する動作になる場合があるため、登録削除は設定アプリから行います。
Android
Google標準の案内では「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」で保存済みネットワークを長押しし、「削除」を選びます。Galaxyなどでは「接続」→「Wi-Fi」→歯車→「削除」など名称が異なります。Android 12以降の一部端末には、クイック設定の「インターネット」を長押しして実行する「リセット」もあります。通話中に接続をリセットすると通話が終了するため、通話後に操作してください。GoogleのAndroidのWi-Fi接続手順でも、機種によって項目が異なることが明記されています。
削除後にパスワードエラーとなる場合は、全角・半角、大文字・小文字、数字の0と英字Oを確認します。会社・学校のWi-Fiでは証明書や組織アカウントが必要な場合があるため、勝手に証明書を削除せず管理者へ確認してください。1台だけの症状をさらに調べる場合はWi-Fiが一台だけつながらない場合の対処も参考になります。

ネットワーク削除は対象SSIDだけに絞り、再接続に必要なパスワードを確認してから実行してください。

申し込み手順を試す前に、対応状況と料金の条件を確認しておいてください。
IPアドレスを取得できないときDHCPを更新するには?
ルーターは通常、DHCPという仕組みで端末へIPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNS情報を配布します。取得に失敗すると、Wi-Fiだけつながって通信できません。Windowsでは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→接続中SSIDの「プロパティ」でIPv4アドレスを確認できます。169.254で始まるアドレスが表示される場合は、ルーターからIPv4アドレスを取得できていない可能性があります。
Windowsでアドレスを解放・更新する
- スタートの検索欄へ「コマンド プロンプト」と入力し、「管理者として実行」を選びます。
ipconfig /releaseを入力してEnterキーを押します。ipconfig /renewを入力してEnterキーを押します。ipconfig /flushdnsを実行し、DNSキャッシュも消去します。
Microsoftは接続問題向けに、さらにnetsh winsock resetとnetsh int ip resetを案内しています。これらは通信スタックへ変更を加えるため、作業中のファイルを保存し、会社PCでは管理者へ確認してから実行します。公式手順はMicrosoftの接続問題の修正手順で確認できます。
MacでDHCPリースを更新する
「Appleメニュー」→「システム設定」→「ネットワーク」→「Wi-Fi」→接続中ネットワークの「詳細」→「TCP/IP」→「DHCPリースを更新」と進みます。画面構成はmacOSの版で異なる場合があります。Appleは、Macの再起動でも接続時に割り当てられるインターネットアドレスが更新される場合があると説明しています。
固定IPを手動設定していた端末では、DHCP更新より先に、IP設定を「自動」へ戻せるか確認します。ただし、社内LAN、監視カメラ、プリンターなど管理者が固定IPを割り当てている環境では変更しないでください。

169.254から始まるIPv4アドレスは切り分けの有力な手掛かりです。まずルーターのDHCPと自動取得設定を確認しましょう。

自分の使い方に合うかどうかは、提供条件を見ながら判断するのが確実です。
DNS・VPN・プロキシが原因かをどう切り分ける?
IPアドレスは取得できているのにサイト名でアクセスできない場合、DNSによる名前解決が失敗している可能性があります。Windowsではコマンドプロンプトでnslookup example.comを実行し、サーバーやアドレスが返るかを確認できます。タイムアウトする一方でほかの端末は正常なら、端末側のDNS設定やVPNを調べます。
手動DNSとプロキシを自動へ戻す
Windows 11では「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→接続中SSIDの「プロパティ」を開き、「DNSサーバーの割り当て」が意図せず手動になっていないか確認します。プロキシは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」で確認します。会社・学校から指定された値は無断で変更しないでください。
iPhone・iPadでは「設定」→「Wi-Fi」→接続先の情報ボタンに「DNSを構成」と「HTTPプロキシ」があります。家庭用Wi-Fiで設定した覚えがないのに「手動」になっている場合は、記録を取ってから「自動」へ戻して検証します。Androidは接続先の歯車→編集または詳細設定に「IP設定」「プロキシ」がありますが、メーカーにより経路が異なります。
VPN・フィルタリングを一時停止して比較する
VPN、広告ブロック、ペアレンタルコントロール、セキュリティアプリはDNSや通信経路を書き換えることがあります。設定を記録し、信頼できる自宅回線で一時停止した直後だけ通信できるなら、そのアプリの構成や更新が原因候補です。アンインストールを急がず、提供元の障害情報と対応OSを確認します。業務端末のVPNやMDM構成は管理対象なので、自分で削除せず管理者へ連絡します。
Macでは「システム設定」→「VPN」、および「ネットワーク」→「Wi-Fi」→「詳細」からDNSとプロキシを確認できます。AppleもMacがWi-Fi経由で接続できない場合の公式手順で、VPNやネットワーク監視ソフトが通信を妨げる可能性を案内しています。

DNSを変更する前に、現在値をスクリーンショットで残してください。管理ネットワークでは指定値の有無を管理者へ確認します。
選び方をもう少し詳しく知りたい場合は、比較記事も参考にしてください。
ホテル・カフェのWi-Fiでログイン画面を表示するには?
ホテル、空港、カフェなどのWi-Fiは、SSIDへ接続した後にブラウザ上で利用規約への同意、部屋番号、メールアドレスなどを求める「キャプティブネットワーク」である場合があります。この認証が終わるまではWi-Fiアイコンが表示されてもインターネット未接続です。
- モバイルデータ通信やVPNを一時的にオフにし、対象SSIDへ接続します。
- Wi-Fi設定で対象SSIDを選び直し、ログイン通知や「ネットワークにサインイン」をタップします。
- ログイン画面が出なければブラウザを開き、施設が案内する認証ページへアクセスします。
- 利用規約、運営者名、料金表示を確認して認証します。料金や利用条件は2026年9月22日時点でも施設ごとに異なるため、表示内容を優先してください。
iPhone・iPadでは「設定」→「Wi-Fi」→SSIDをタップして待つか、情報ボタン→「ネットワークに接続」を選びます。AppleのキャプティブWi-Fiの公式案内によると、ログイン画面でキャンセルした場合はネットワークから切断されます。「インターネットに接続せずに使用」を選ぶとWi-Fi接続自体は維持されますが、通常のWeb通信には使えません。
認証後も開かないときは、SSIDの登録を削除して接続し直し、施設側の同時接続台数や利用時間の制限を受付へ確認します。証明書警告が表示されたページへ認証情報を入力したり、運営者を確認できない構成プロファイルをインストールしたりしないでください。社内・学校Wi-Fiの802.1X認証は公共Wi-Fiと仕組みが異なるため、配布された手順に従います。

公共Wi-Fiでは、扇形アイコンより「認証完了画面まで進んだか」を確認するのがポイントです。
設定を見直しても改善しない場合は、サービス自体の見直しも選択肢になります。
電波干渉や2.4GHz・5GHz・6GHzの選択をどう見直す?
インターネット未接続が部屋や時間帯によって変わる場合は、回線断ではなく無線区間が不安定な可能性があります。まずルーターの近くへ移動し、同じSSIDで改善するかを試します。改善するなら、設置場所、周波数帯、電波干渉を見直します。
- 2.4GHz帯:壁などを越えて届きやすい一方、Bluetooth機器や電子レンジなどと干渉しやすい傾向があります。
- 5GHz帯:2.4GHz帯より混雑を避けやすい一方、壁や階をまたぐ場所では弱くなりやすい傾向があります。
- 6GHz帯:対応ルーターと対応端末が必要です。利用可否や機能は機種・地域で異なります。
「2G」「G」「5G」「A」など別SSIDが用意されている機種では、ルーターに近い場所で5GHz、離れた部屋で2.4GHzを試し、結果を比較します。6GHz対応機器でだけ不安定なら、対応端末の設定やルーターのファームウェアを確認します。Apple製品には、対応ネットワークでWi-Fi 6Eモードを切り替えられる機種がありますが、表示される項目は対応端末に限られます。
ルーターは床、金属棚の内部、水槽の近く、電子レンジのすぐ横を避け、できるだけ家の中央かつ開けた場所に設置します。管理画面でチャンネル幅、暗号化方式、バンドステアリングを変更する場合は、現在値を保存し、一項目ずつ変更して比較します。AppleのWi-Fiルーターとアクセスポイントの推奨設定は、各周波数帯へ一貫した設定を適用するよう案内しています。
近距離でも複数端末が頻繁に未接続となり、再起動やファームウェア更新後も変わらない場合は、故障、処理能力不足、更新サポート終了を確認します。判断材料はWi-Fiルーターの買い替え時期と選び方に整理しています。

周波数帯の変更は、同じ場所・同じ端末で比較すると効果を判断しやすくなります。
費用は月額だけでなく初期費用と契約期間を含めた総額で比べてください。
ネットワーク設定のリセット・問い合わせ・ルーター交換はいつ行う?
ここまでの切り分けで、ほかの端末と回線は正常、SSIDの再登録やIP更新でも1台だけ直らない場合に、ネットワーク設定のリセットを検討します。リセットは保存済みWi-Fi、VPN、仮想アダプターなどへ影響するため、軽い対処ではなく終盤の手段です。
Windowsのネットワークのリセット
Windows 11では「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「ネットワークのリセット」→「今すぐリセット」です。Windows 10では「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」→「ネットワークのリセット」が基本経路です。実行するとネットワークアダプターが削除・再インストールされ、設定が既定値へ戻ります。VPNクライアントやHyper-Vの仮想スイッチを再設定する場合があるため、必要情報を控えてから実行します。
iPhone・iPadとAndroidのリセット
iPhone・iPadでは「設定」→「一般」→「転送またはiPhone(iPad)をリセット」→「リセット」から実行します。表示される選択肢の影響範囲を読み、「すべてのコンテンツと設定を消去」と取り違えないでください。Androidは機種により「設定」→「システム」→「リセット オプション」→「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」などです。モバイル通信の設定やBluetooth登録も対象になる機種があります。
問い合わせ先を症状で選ぶ
- 全端末で使えず回線・認証ランプが異常:回線事業者またはプロバイダー
- 1台だけで、別Wi-Fiでも使えない:端末メーカーまたはOSのサポート
- 公共Wi-Fiの認証、時間、台数制限:施設またはネットワーク運営者
- 会社・学校の証明書、VPN、プロキシ:組織の情報システム管理者
問い合わせ時は、発生時刻、対象SSID、使えない端末数、有線LANの結果、再起動前後のランプ、エラーメッセージ、実施済み操作を伝えます。ルーター交換は、回線障害がなく、有線LANでは正常、ルーター近くでも複数端末が不安定、ファームウェア更新や初期設定の見直しでも改善しないと確認してから判断すると、不要な出費を避けられます。
参照した公式情報
- Microsoft Support:Windowsの接続問題を修正する手順
- Appleサポート:MacがWi-Fi経由でインターネットに接続できない場合
- Appleサポート:iPhoneやiPadでキャプティブWi-Fiネットワークを使う
- Appleサポート:Wi-FiルーターとWi-Fiアクセスポイントの推奨設定
- Androidヘルプ:インターネット接続の問題を解決する
- Androidヘルプ:Wi-Fiネットワークに接続する

設定リセットや買い替えは最後に回し、実施済みの切り分け結果を残してサポートへ伝えると解決がスムーズです。

最後に、ここまでの条件を満たすサービスをもう一度確認しておきましょう。


