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X(旧Twitter)の「ALT」は、画像の内容や役割を文字で伝える代替テキストです。目が見えない・見えにくい人がスクリーンリーダーを使う場合だけでなく、通信環境が不安定な場合や、画像の背景情報を詳しく知りたい場合にも役立ちます。
2026年10月28日時点では、X for iOS、X for Android、x.comの投稿作成画面から画像ごとにALTを設定できます。公開されたポストでは、画像上の「ALT」バッジを押すと内容を表示できます。この記事では、端末別の追加手順、表示方法、書き方の具体例、投稿後の扱い、設定できない場合の確認順を解説します。
目次
X(Twitter)のALTとは何を伝える機能?
ALTは「alternative text(代替テキスト)」の略で、Xでは「画像の説明」を指します。XヘルプセンターのALTバッジに関する案内でも、ALTは画像を説明する代替テキストの略称と説明されています。
たとえば、ポスト本文が「今日の会場です」だけで、添付画像に入口、受付時間、注意書きが写っている場合、その情報は画像を見られない読者には伝わりません。「市民ホール正面入口。右側に受付があり、案内板には受付開始18時と書かれている」のようにALTを付ければ、画像が担っている情報を文字でも受け取れます。
W3CのWeb Accessibility Initiative(WAI)は、画像の情報や機能に応じたテキスト代替を用意する考え方を示しています。写真なら主要な被写体と状況、文字入りの告知なら読者が必要とする文言、グラフなら傾向や結論を伝える、というように「何が写っているか」だけでなく「その画像がこの文脈で何を伝えているか」を基準にします。
ALTは、ハッシュタグ、写真のキャプション、検索順位を上げるためのキーワード欄ではありません。ハッシュタグは話題を分類・検索しやすくする記号であり、キャプションは画像を見る人を含む読者全体に見せる本文です。ALTは、画像から得られる重要な情報を代替するための説明です。同じ語句を不自然に並べたり、宣伝文句を詰め込んだりすると、読み上げる人が画像を理解しにくくなります。
なお、動画の字幕とも役割が異なります。2026年10月28日時点のX公式「画像のアクセシビリティを向上させる方法」では、画像の説明は静止画に追加でき、動画には追加できないと案内されています。GIF画像に説明が付いている場合は、GIFラベルとは別にALTバッジが表示されます。

本文を隠れた検索欄として使わず、「画像を見なくても要点が分かるか」でALTを確認しましょう。

iPhone版Xで画像にALTを追加する手順は?
2026年10月28日時点のX for iOSでは、ポストを公開する前の作成画面で設定します。通常のタッチ操作は次の順路です。
- Xアプリでポスト作成アイコンをタップします。
- 写真ライブラリから投稿する画像を選び、作成画面へ追加します。
- 追加した画像上に表示される「+ALT」をタップします。
- 入力欄に画像の説明を書きます。
- 右上の「完了」をタップして作成画面へ戻ります。
- 画像上の表示が「+ALT」から「ALT」に変わったことを確認し、「ポストする」をタップします。
複数枚を添付した場合は、それぞれ別の情報として扱います。1枚目にALTを付けても、2枚目以降へ自動的にコピーされるわけではありません。各サムネイルを移動し、1枚ずつ「+ALT」を開いてください。連続写真なら「1枚目。会場入口」「2枚目。受付カウンター」のように順番を補うと、どの説明がどの画像に対応するか分かりやすくなります。
VoiceOverを利用している場合、X公式は、作成画面で添付画像へフォーカスし、上下にスワイプして「画像に説明を追加」と読み上げられたところでダブルタップする手順を案内しています。入力後は、右上の「完了」を見つけてダブルタップします。すでに入力済みなら「画像の説明を編集」という操作として読み上げられ、公開前であれば修正できます。
「+ALT」が見つからないときは、まだ写真を選んだだけで作成画面へ戻っていない、添付したものが動画である、またはアプリの表示が古い可能性を切り分けます。まず添付物の種類を確認し、作成画面のサムネイル全体を探してください。それでも表示されない場合は、下書きの本文を控えてからXアプリを更新し、再起動して新しいポストで試します。
アプリではなくSafariなどから操作したい場合は、Xをブラウザで開く方法も確認できます。ブラウザへ移ると、後述するx.com側の画面名やキーボード操作が基準になります。

複数枚では、ポスト直前にすべてのサムネイルが「ALT」表示へ変わったかを1枚ずつ確認してください。

Android版Xで画像にALTを追加する手順は?
2026年10月28日時点のX for Androidでも、基本の入口は投稿作成画面の画像上にある「+ALT」です。端末メーカーや文字サイズによってボタンの位置や余白が違って見える場合がありますが、設定する対象は本文入力欄ではなく、添付した画像のサムネイルです。
- Xアプリのポスト作成アイコンをタップします。
- 端末内の画像を選び、ポストへ添付します。
- 添付画像にある「+ALT」をタップします。
- 画像の説明を入力し、「完了」をタップします。
- 作成画面へ戻ったら、画像上に「ALT」バッジが付いたことを確認します。
- 本文と公開範囲も確認してからポストします。
TalkBackなどの読み上げ機能を使う場合は、作成画面内をスワイプして添付画像または画像説明の操作へ移動し、読み上げられたラベルを選択します。画面を見ながら操作する場合でも、文字サイズを大きくしていると「+ALT」がサムネイル内の目立たない位置に収まることがあります。本文の下だけを探さず、添付画像自体へフォーカスしてください。
Androidで画像を選べない場合は、ALTより前の段階で写真へのアクセス権限が許可されているかを確認します。画像は添付できるのに「+ALT」だけがない場合は、動画を選んでいないか、サードパーティーの投稿アプリを使っていないかを確認してください。本記事の操作名はX公式アプリを前提としており、別のクライアントでは画面や対応状況が異なります。
画像説明を追加したあとに添付ファイルを削除して選び直した場合は、以前のALTが新しい画像にも残ると思い込まず、再度バッジを開いて内容を確認します。似た写真へ差し替えた場合でも、人数、文字、色、位置関係などが変われば説明も更新する必要があります。

画像を差し替えたときは、ALTも添付し直す作業の一部として再確認すると説明の取り違えを防げます。
x.comのWeb版でALTを入力する順路は?
2026年10月28日時点のWeb版では、x.comへログインし、ポスト作成画面に画像をアップロードしてから「+ALT」を選びます。マウス操作では、次の順に進めます。
- x.comで「ポストする」を選択します。
- 「画像/動画を追加」からファイルを選びます。
- 添付画像のプレビューにある「+ALT」をクリックします。
- 画像の説明を入力し、「完了」をクリックします。
- プレビューに「ALT」バッジが表示されたことを確認して投稿します。
キーボードでは、X公式が新規ポストを開くショートカットとしてNキーを案内しています。作成画面を開いたら、Tabキーで「画像/動画を追加」へ移動してEnterキーを押し、ファイルを選択します。添付後はTabキーで「画像1」などのラベルが付いたプレビューへ移動し、Enterキーでダイアログを開いて説明を入力します。最後にTabキーで「完了」を選ぶほか、MacではCommand+Enter、WindowsではControl+Enterで完了できると公式ヘルプに記載されています。
スクリーンリーダー別には、VoiceOver for Mac、JAWS for Windows、NVDA for Windowsの公式手順があります。JAWSでは必要に応じてInsert+3で仮想ナビゲーションを一時的にバイパスし、NVDAではInsert+Spaceでフォームモードを開始してから操作します。読み上げがタイムラインへ戻ってしまう場合は、ポスト作成ダイアログが開いているかを確認して、再度Tabキーで添付画像へ進んでください。
Web版そのものを開けない、またはスマートフォンでリンクを押すとアプリへ移る場合は、ブラウザのアドレス欄へx.comを直接入力します。詳しい切り分けは、LUFTMEDIAのXをウェブから見るガイドも参考にできます。
ブラウザでボタンが反応しない場合は、サポート対象の最新版ブラウザへ更新し、拡張機能の影響を切り分けます。別タブで同じ下書きを重複投稿しないよう、入力内容を控えてから再読み込みしてください。

Web版では、画像プレビューを開いたあとに「完了」で戻り、「ALT」バッジが残っているところまで確認しましょう。

投稿後のALTバッジから説明を表示する方法は?
ALTが設定された画像には、公開後も画像上に「ALT」バッジが表示されます。説明を読むには、そのバッジをタップまたはクリックします。X公式によると、この表示操作はiOS、Android、Web版で共通です。画像そのものを開くだけでは説明が自動表示されない場合があるため、画像の隅にある「ALT」を選びます。
説明を閉じる方法は、「非表示にする」を選ぶ、キーボードのEscキーを押す、または説明欄の外側をタップ・クリックする、のいずれかです。Web版でEscキーが効かない場合は、入力欄や別のダイアログにフォーカスしていないかを確認し、説明欄の外側をクリックします。
「GIF」と「ALT」は別のラベルです。「GIF」はメディアが動くGIF画像であることを示すもので、X公式はALTバッジのように押して説明を開くラベルではないと案内しています。GIF画像に代替テキストが設定されている場合は、「GIF」の横に「ALT」も表示されるため、説明を読むときは「ALT」のほうを選びます。
バッジが見当たらない場合は、投稿者がALTを設定していない可能性があります。閲覧者側の設定から、そのポストへ後付けすることはできません。また、本文に「ALTに続き」と書かれていても、バッジがなければXの画像説明として登録されているとは確認できません。投稿者自身が確認するときも、公開後のポストを別の閲覧状態で開き、各画像の「ALT」を押して説明が対応しているかまで確認すると確実です。
タイムラインの基本操作でポストを見失う場合は、Xの「おすすめ」と「フォロー中」の違いも参照してください。ALTの有無と、どちらのタイムラインに表示されたかは別の問題です。

「GIF」では説明を開けません。隣にある「ALT」バッジを選ぶのがポイントです。
写真・文字入り画像・スクリーンショット・ミームのALTには何を書く?
よいALTは、目に入ったものを端からすべて列挙する文章ではありません。ポスト本文との関係を考え、画像を見た読者が判断や理解に使う情報を、簡潔な文で伝えます。X公式の画像説明作成ガイドは、客観的に書くこと、画像内の文字を書き出すか要約すること、略語に注意すること、スクリーンショットなど画像の種類を示すことを勧めています。
一般的な写真
「犬の画像」のような説明だけでは、ポストの意味を補えないことがあります。たとえば散歩コースの積雪を伝える投稿なら、「雪が積もった歩道の中央で、赤い服を着た白い犬が立ち止まっている。奥の横断歩道は雪で半分隠れている」と書けます。犬種が不明なら推測せず、確認できる色や動作を述べます。「楽しそう」「危険そう」と決めつけるより、「口を開けて尻尾を上げている」「車道まで雪が残っている」のように観察できる事実を使います。
文字入りの告知
重要な文字はALTにも含めます。例は「イベント告知。11月3日10時から16時、市民ホール2階。入場無料。申込締切は10月31日」です。長い規約や文書を丸ごと写すと1,000文字へ収まらないことがあるため、要点をまとめ、原典URLはALTではなくポスト本文に置きます。W3Cも、文字を伝える画像では同じ言葉をテキスト代替へ含める考え方を示しています。
操作画面のスクリーンショット
スクリーンショットであることと、問題箇所がどこかを書きます。例は「Android版Xの設定画面のスクリーンショット。『アクセシビリティ』内の『画像の説明がない場合にメッセージを受け取る』がオフになっている」です。通知時刻、アカウント名、端末の電池残量など、説明の目的に関係しない情報は省けます。個人情報が写っている場合は、ALTで省くだけでなく投稿前に画像自体を見直します。
ミームや反応画像
文字だけを書き写すと、なぜその画像が反応として使われているか伝わらない場合があります。「驚いた表情で振り返る人物のミーム。上部に『更新は終わった』、下部に『再起動が始まるまでは』と書かれている」のように、形式、表情や構図、文字を組み合わせます。ただし、人物の感情を断定できないときは「怒っている」より「眉を寄せ、口を開けている」と客観的に表現します。

「種類・主役・動作や位置・読める重要文字」の順で考えると、具体的で読みやすいALTになります。

装飾目的の画像や複数枚ではALTをどう判断する?
W3C/WAIは、内容理解に必要な情報を持たず、純粋に視覚的な装飾だけを目的とするWeb画像には空の代替テキストを使う考え方を示しています。ただし、これはWebページのHTMLで使える「alt属性を空にする」という実装上の指針です。Xの投稿画面で、空欄を有効な画像説明として登録できるという意味ではありません。
Xへ装飾画像を添付するときは、その画像が本当に何も伝えていないかを考えます。季節の区切り線や無意味な背景模様だけであれば、投稿に添付する必要があるかを再検討できます。一方、商品写真、会場の雰囲気、色見本、絵文字だけで作った反応、ブランドロゴは、投稿の文脈次第で意味を持ちます。「装飾だから説明不要」と一律に決めるのではなく、その画像を削除したときに読者が失う情報があるかで判断します。
複数枚が一つの変化を示す場合は、各ALTの冒頭で関係を示します。例として、1枚目は「変更前。白い背景に青い送信ボタン」、2枚目は「変更後。黒い背景に右上配置の白い送信ボタン」とします。4枚とも同じALTを貼り付けると違いが分からなくなるため、共通部分を短くして、各画像固有の変化を書きます。
情報量の多いグラフ、地図、表では、色や全数値の読み上げより先に結論を伝えます。「2024年から2026年の月別利用者数を示す折れ線グラフ。全体として増加し、2026年9月が最多」のように種類と傾向を書き、検証に必要なデータや調査方法は本文から一次資料へリンクします。W3Cも複雑な視覚情報について、重要なデータや情報を完全に伝えられるテキスト相当物を用意するよう案内しています。
ポスト本文ですでに説明した情報は、ALTで機械的に繰り返す必要はありません。本文に「富士山頂に初雪」と書き、写真がその様子を補足するなら、ALTでは「青空の下、山頂付近だけが白く覆われ、手前に紅葉した木々が並ぶ」のように視覚的な追加情報へ集中できます。

画像を削除したと仮定し、失われる情報があるなら、その情報をALTに残しましょう。
ALTを追加できない・投稿後に直したいときは?
まず、2026年10月28日時点でX公式が案内する画像説明の上限は、画像1枚につき1,000文字です。上限いっぱいまで書くことを目標にするものではなく、X公式も簡潔で分かりやすい説明を推奨しています。入力できないときは文字数を確認し、同じ内容の重複、ポスト本文で分かる情報、目的に関係しない背景の細部を削ります。
公開前なら、作成画面で画像説明をもう一度開いて編集できます。X公式の通常操作とスクリーンリーダー向け手順は、いずれも「ポストを送信する前」の編集を明記しています。一方、公開後のALTだけを変更する専用手順は、2026年10月28日時点の画像説明に関する公式案内には掲載されていません。
X Premiumの「ポストを編集」については、X公式の編集機能の案内に、元のポストや引用のテキストとメディアを送信後1時間以内に最大5回編集できること、投稿した端末と同じ端末から操作することが記載されています。ただし、同ページはALTの公開後編集を対応項目として明記していません。そのため、契約プランや編集ボタンの有無だけを根拠に「公開後もALTを直せる」とは扱わず、作成画面で公開前に校正してください。誤った説明を公開してしまい、実際の画面にもALT編集欄が出ない場合は、必要に応じてポストを削除し、正しいALTを付けて投稿し直します。削除すると元のポストURLや反応を引き継げない点も考慮します。
追加忘れを減らすには、画像の説明リマインダーを使えます。順路は「プロフィール画像のアカウントメニュー」→「設定とプライバシー」→「アクセシビリティ、表示、言語」→「アクセシビリティ」→「メディア」→「画像の説明がない場合にメッセージを受け取る」です。オンにするとアカウントのすべてのプラットフォームで有効になり、ALTなしで送信しようとしたときに「説明を追加」または「今回は追加しない」を選べます。
ボタンが出ない場合の確認順は、添付物が動画ではないか、X公式アプリまたはx.comを使っているか、画像のサムネイル上を確認したか、アプリやブラウザが最新版か、の順です。複数枚の一部だけにバッジがない場合は、その画像を選び直して個別に設定します。公開後にバッジが見えないときは、自分の作成画面ではなく公開済みポストを開き、各画像を確認してください。
参照した公式情報
- Xヘルプセンター「画像のアクセシビリティを向上させる方法」
- Xヘルプセンター「ALTバッジとGIF画像ラベルの使い方」
- Xヘルプセンター「良い画像の説明を作成する方法」
- Xヘルプセンター「画像の説明リマインダーを設定する方法」
- Xヘルプセンター「『ポストを編集』について」
- W3C WAI「Images Tutorial」
- W3C WAI「Images of Text」

投稿前の最終確認にリマインダーを使い、公開後の修正機能を前提にせずALTまで校正しましょう。


