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iPadの画面録画は、追加アプリを入れなくても「コントロールセンター」から開始できます。操作画面を動画として残すだけなら録画ボタンをタップし、自分の声や周囲の音も入れたい場合は録画ボタンを長押しして「マイク」をオンにします。
本記事では、2026年9月25日時点のApple公式情報に基づき、画面収録の追加方法、音声の扱い、保存先、編集方法、録画できない場合の切り分けまでを解説します。Mac側の録画方法はMacで画面録画する方法、テレビやPCへ映す方法はiPad画面ミラーリング完全ガイドで扱い、本記事ではiPad本体に動画を保存する操作へ範囲を絞ります。
目次
iPadのコントロールセンターに「画面収録」を追加するには?
2026年9月25日時点のiPadOSでは、画面収録はコントロールセンターから操作します。まず画面右上隅から下へスワイプし、二重丸のような「画面収録」ボタンがあるか確認してください。見当たらない場合は、故障ではなく、コントロールが未追加または別ページに配置されている可能性があります。
現在の画面から追加する手順は次のとおりです。
- 画面右上隅から下へスワイプして「コントロールセンター」を開きます。
- 左上の追加ボタンをタップするか、コントロールがない部分を長押しして編集状態にします。
- 画面下部の「コントロールを追加」をタップします。
- コントロールギャラリーから「画面収録」を探してタップします。
- 必要ならボタンをドラッグし、押しやすい位置へ移動します。
- 画面下部から上へスワイプするか、空いている場所をタップして編集を終えます。
AppleのiPadでコントロールセンターを使用・カスタマイズする公式ガイドでも、コントロールセンター内の「コントロールを追加」から機能を追加する手順が案内されています。旧バージョンのiPadOSでは「設定」→「コントロールセンター」から追加する画面構成だったため、古い解説と表示が違う場合は、実機のコントロールセンターを開いて編集してください。
ボタンが別ページにあることもあります。コントロールセンターを開いたまま上下へスワイプし、各ページを確認してから追加すると、同じボタンを探し直す手間を減らせます。

録画を頻繁に使うなら、画面収録ボタンをコントロールセンターの最初のページへ移しておくと開始操作が短くなります。
iPadの画面録画を開始・停止する操作は?
録画を始める前に、通知、連絡先名、メールアドレス、認証コードなど、映したくない情報を閉じます。録画中に通知が表示される可能性があるため、必要に応じて集中モードを使い、縦向き・横向きも先に決めておきましょう。途中で本体を回転すると、再生時に向きが切り替わって見づらくなる場合があります。
Appleの画面録画手順に沿った基本操作は次のとおりです。
- 録画したいアプリやWebページを準備します。
- 画面右上隅から下へスワイプしてコントロールセンターを開きます。
- 「画面収録」ボタンを1回タップします。
- 3秒のカウントダウン中にコントロールセンターを閉じます。
- 収録したい操作を行います。
- 終了時は画面上部の赤い収録表示をタップし、「停止」を選びます。コントロールセンターを開き、赤くなった「画面収録」ボタンをタップしても停止できます。
カウントダウンがあるため、ボタンを押した直後のコントロールセンターは通常、完成動画へ長く残りません。ただし、閉じる操作が遅ければ冒頭に映ります。説明動画では録画開始後に1秒ほど待ってから操作を始めると、あとで冒頭を切りやすくなります。
録画中は上部に赤い表示が出ます。これが見えていれば収録中です。停止操作も動画の末尾へ残ることがありますが、写真アプリで不要部分をトリミングできます。長い操作を一度に撮るより、手順ごとに短く分けると、やり直しと共有が容易です。

本番前に10秒だけ試し撮りし、映像、向き、音声の3点を再生確認すると長時間の撮り直しを防げます。

マイク音声とアプリの音をどう設定する?
画面録画の音声は、「iPadやアプリから再生される音」と「iPadのマイクが拾う声・周囲音」を分けて考えると設定しやすくなります。マイクをオンにする操作は、自分のナレーションや周囲の音を追加するためのものです。アプリ音を取り込むための専用スイッチではありません。
自分の声を入れる手順
- 画面右上隅から下へスワイプします。
- 「画面収録」ボタンをタッチしたまま押さえます。
- 表示された画面で「マイク」をタップし、「マイクオン」にします。
- 「収録を開始」をタップします。
- 3秒のカウントダウン後、iPadへ向かって話します。
声を入れない場合は、同じ画面で「マイクオフ」にします。マイクオンでは話し声だけでなく、キーボード音、机へ触れた音、テレビの音なども入る可能性があります。イヤホンや外部マイクを接続している場合は、使用中の入力機器によって録音結果が変わるため、短いテスト録画で確認してください。
アプリの音が入る条件
ゲームや自作動画などの音は、アプリ側が画面収録を許可していれば録画へ含まれる場合があります。しかし、すべてのアプリ音を一律に収録できるわけではありません。Appleも、一部のアプリでは録音やビデオ録画が許可されていない場合があると明記しています。動画配信、電子書籍、金融・試験関連など、コンテンツ保護や機密保持が必要な画面では、映像が黒くなる、音だけ入らない、開始できないといった動作になり得ます。
音が入らないときは、まず自分で撮影した動画や権利上問題のない通知音を使って短く録画します。テストでは音が入り、特定アプリだけ無音になるなら、iPad全体の故障よりアプリ側の仕様が疑われます。マイクでスピーカー音を拾う方法は反響や周囲音が混ざるため、内部音声と同じ品質にはなりません。

音声トラブルは「マイクの声」と「アプリの再生音」を別々に試すと、どちらが無音なのかを早く特定できます。


録画した動画の保存先とファイルの探し方は?
iPad標準の画面収録は、停止後に写真ライブラリへ自動保存されます。通常は保存先を録画開始時に選ぶ必要がなく、「ファイル」アプリのダウンロードフォルダへ直接保存されるわけでもありません。AppleのiPad画面収録ユーザガイドでも、画面収録は写真ライブラリへ自動保存されると案内されています。
見つける手順は次のとおりです。
- 「写真」アプリを開きます。
- まず「ライブラリ」で最新の項目を確認します。
- 見つからなければ「コレクション」を開きます。
- 「メディアタイプ」まで移動し、「画面収録」をタップします。
- 録画日時と再生時間を見て対象の動画を選びます。
iCloud写真を利用している場合、同じApple Accountで同期している端末にも表示されることがありますが、アップロード完了までの時間は通信状態やデータ量で変わります。停止直後に別端末へ現れなくても、まず録画したiPad本体の写真アプリを確認してください。
「ファイル」アプリへ置きたい場合は、写真アプリで動画を開き、共有ボタンから「“ファイル”に保存」を選び、iCloud Driveまたは「このiPad内」のフォルダを指定します。元の動画を写真から削除する前に、ファイル側で開けることを確認しましょう。静止画を含む端末別の保存場所はスクリーンショット保存先完全ガイドも参考になります。

録画直後は「写真」→「コレクション」→「メディアタイプ」→「画面収録」と進むのが最も見つけやすい探し方です。
写真アプリで録画の冒頭と末尾を切り取るには?
録画開始時のカウントダウン後や停止前の操作が残った場合は、写真アプリだけで前後を短くできます。AppleのiPhone、iPad、Macでビデオを編集する公式手順では、iPadでタイムライン両端のスライダを動かして開始点と終了点を変更する方法が示されています。
- 「写真」アプリで対象の画面収録を開きます。
- 「編集」をタップします。
- 画面下部にあるビデオタイムラインの左端を動かし、開始位置を決めます。
- 右端を動かし、終了位置を決めます。
- 再生ボタンで残る範囲を確認します。
- 完了操作を行い、表示される保存方法を選びます。
元データを残したい場合は、画面に「ビデオを新規クリップとして保存」などの選択肢が表示されるか確認してください。表示名はiPadOSのバージョンや編集内容で異なる場合があります。上書きする場合でも、写真アプリでは編集を元に戻せることがありますが、共有先で加工したファイルまで戻せるとは限りません。
標準編集でできるのは主に前後のトリミングや一般的な映像調整です。途中の待ち時間だけを削除したい、複数の録画をつなぎたい、字幕を入れたい場合はiMovieなどの編集機能が必要です。共有前には、通知、氏名、メールアドレス、位置情報、ログイン画面などが一瞬でも残っていないか、最初から最後まで再生して確認します。

説明動画は録画中に無理に完璧を目指さず、冒頭と末尾へ余白を作って写真アプリで整えると仕上げやすくなります。
画面収録ボタンが押せない・表示されない時は?
ボタン自体がない場合と、ボタンはあるが反応しない場合では確認先が異なります。次の順で切り分けてください。
ボタンが見つからない場合
- コントロールセンターの別ページまで上下に移動します。
- 編集画面の「コントロールを追加」で「画面収録」を検索します。
- 追加済みなら一度削除して追加し直します。
- 設定アプリの「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、利用可能な更新と対応条件を確認します。
ボタンがグレーまたは開始できない場合
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」を確認します。項目構成は2026年9月25日時点のiPadOSの版や管理状態によって異なるため、「App Store、メディア、Web、およびゲーム」や「その他の機能」など、画面に表示される制限項目を確認してください。スクリーンタイム・パスコードが必要なら、設定した本人またはファミリー管理者の操作が必要です。
学校や会社から支給されたiPadでは、MDMと呼ばれるデバイス管理によって画面収録やスクリーンショットが禁止されていることがあります。AppleのiPhoneおよびiPadのデバイス制限に関する公式資料にも、管理者がスクリーンショットと画面収録の保存を制限できることが記載されています。「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」に管理プロファイルが表示される端末では、無断で削除せず管理者へ確認してください。
制限が見当たらなければ、開いているアプリを閉じ、iPadを再起動してからホーム画面で試します。ホーム画面は録画でき、特定アプリだけ失敗するなら、そのアプリの保護仕様である可能性が高くなります。

支給品で画面収録が無効な場合は、設定変更を繰り返す前に管理者の利用ルールと管理プロファイルを確認してください。
映像が真っ黒・音が出ない・途中で止まる時は?
録画ファイルは作成されたものの内容に問題がある場合は、症状別に調べます。
映像が黒い、特定場面だけ映らない
ホーム画面や設定アプリを10秒ほど録画してください。そこでは正常に映るのに、動画配信や特定アプリだけ黒くなる場合は、アプリまたはコンテンツの録画制限が有力です。Appleは一部アプリがコンテンツの録画を許可しないことを案内しています。制限を回避しようとせず、アプリの共有機能、公式ダウンロード、提供元が認める書き出し方法を利用します。
声だけ入らない
録画ボタンを長押しし、「マイクオン」になっているか確認します。ケースや手でマイク部分を覆っていないか、接続中のヘッドセットや外部マイクが想定した入力先かも確認してください。静かな場所で自分の声だけを10秒録画し、音量を上げて再生します。
アプリの音だけ入らない
iPad本体が消音状態になっていないか、対象アプリ内の音量設定がオフになっていないかを確認します。その後、自作動画など別の素材を録画します。別素材には音が入り、対象コンテンツだけ無音なら、保護仕様やアプリ側の実装による可能性があります。
途中で止まる、保存されない
「設定」→「一般」→「iPadストレージ」で空き容量を確認します。画面収録のファイルサイズは表示内容、長さ、画質などで変わるため、一定時間あたりの容量を決めつけることはできません。不要な大容量動画やダウンロードを整理したうえで、短い録画から再試行してください。高負荷のゲームなどで問題が出る場合は、不要なアプリを終了し、本体が熱いときは使用を中断して温度が落ち着いてから試します。
なお、Apple公式情報では画面収録と画面ミラーリングを同時に使用できません。AirPlayなどで別画面へミラーリング中なら、コントロールセンターの「画面ミラーリング」から接続を終了して再試行します。ミラーリングそのものの設定はiPad画面ミラーリング完全ガイドで確認できます。

まずホーム画面を短く録画し、端末全体の問題か特定アプリだけの問題かを分けると原因を絞り込めます。

共有前に通知・個人情報・録画制限をどう確認する?
画面録画には、操作対象だけでなく画面上へ現れた情報が連続して残ります。公開や送信の前に、次の項目を確認してください。
- 通知に送信者名やメッセージ本文が映っていないか
- ブラウザのタブ名、検索履歴、ブックマークに非公開情報がないか
- メールアドレス、電話番号、住所、会員番号が表示されていないか
- パスワード、認証コード、QRコード、決済情報が映っていないか
- 児童・生徒、顧客、同僚など第三者の情報や会話が入っていないか
- 録画・再配布が制限された動画、書籍、会議、試験内容を含んでいないか
通知対策では、録画前に画面右上隅から下へスワイプし、「集中モード」を有効にします。ただし、集中モードの許可対象に設定した相手やアプリの通知は届く場合があります。「設定」→「集中モード」で許可する通知を確認し、重要な録画ではテスト通知を使って表示されないか確かめてください。
オンライン会議や通話の録画は、技術的に開始できるかどうかと、録画・共有してよいかどうかが別問題です。参加者、勤務先、学校、サービス提供者の規約や同意条件を事前に確認します。アプリが録画を制限している場合は、別の機器で撮るなどの回避策ではなく、主催者が用意する公式録画や資料共有を利用してください。
最終確認では、完成した動画を最初から最後まで再生し、音声もイヤホンで聞きます。共有ボタンを押す前に送信先を再確認し、公開範囲を選べるサービスでは限定公開や閲覧者指定を検討します。

共有前の全編再生を1回行うだけで、数秒だけ映った通知や音声中の個人名も見つけやすくなります。
参照した公式情報
- Apple「iPadで画面を収録する」
- Apple「iPhone、iPad、iPod touchで画面を録画する」
- Apple「iPadでコントロールセンターを使用する/カスタマイズする」
- Apple「iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proでビデオを編集する方法」
- Apple「デバイス管理でのiPhoneおよびiPadデバイスの制限」


