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Macの画面録画は、標準の「スクリーンショット」アプリまたはQuickTime Playerで始められます。ただし、マイク音声とMac内部で再生されるシステムオーディオは別物です。特に内部音声の録音方法はmacOSの世代によって異なるため、最初に自分のOSを確認することが重要です。
本記事では、2026年9月24日時点のAppleおよびOBS Projectの公式情報をもとに、録画範囲、音声、保存先、権限、編集、トラブル時の確認順を説明します。
目次
Shift+Command+5でMacの画面録画を開始するには?
最も手早い方法は、キーボードのShift、Command、5を同時に押すことです。macOS Mojave以降では「スクリーンショット」ツールバーが画面下部に現れ、静止画と動画の操作を同じ場所から選択できます。AppleもMacで画面を収録する公式手順で、このショートカットを案内しています。
- 録画したいアプリや資料を開きます。
- Shift+Command+5を押します。
- ツールバー中央付近の「画面全体を収録」「選択したウインドウを収録」「選択部分を収録」から目的の項目を選びます。
- 必要なら「オプション」で保存先、タイマー、マイク、ポインタ表示などを設定します。
- 右端の「収録」をクリックします。ウインドウ収録を選んだ場合は、対象ウインドウをクリックします。
- 終了するときはメニューバーの停止ボタンをクリックするか、Command+Control+Escを押します。
2026年9月24日時点では、「選択したウインドウを収録」はmacOS Tahoe 26以降で利用できます。それ以前のmacOSでは「画面全体を収録」または「選択部分を収録」を使い、ウインドウの外側が入らないよう選択枠を調整してください。
「選択部分を収録」では、画面上に表示された枠の辺や角をドラッグして範囲を決めます。メニューバー、Dock、通知などを映したくない場合に適しています。一方、複数のアプリを行き来する操作説明では、途中で対象が枠外へ出ないよう「画面全体を収録」を選ぶ方が失敗しにくくなります。
録画前にEscを押すと操作を取り消せます。録画後は画面の隅にサムネールが表示され、クリックすれば確認や簡単な編集へ進めます。何もしなければ、指定した保存先へ自動保存されます。静止画との使い分けは、LUFTMEDIAのパソコンでスクリーンショットを撮る方法も参考になります。

最初は10秒程度のテスト録画を行い、範囲と音声を確認してから本番を始めると撮り直しを減らせます。

画面全体・ウインドウ・選択部分はどう使い分ける?
収録範囲は、映したい情報だけでなく、操作中に別のウインドウへ移動するかどうかで決めます。2026年9月24日時点の主な使い分けは次のとおりです。
| 録画方法 | 適する場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 画面全体を収録 | 複数アプリを切り替える手順、メニューバーを含む操作説明 | 通知、デスクトップ上のファイル名、別ウインドウも映る |
| 選択したウインドウを収録 | 1つのアプリだけを見せる解説 | macOS Tahoe 26以降。収録できないアプリもある |
| 選択部分を収録 | ブラウザの一部分、スライド、決まった操作領域 | 枠外へ移動したメニューやダイアログは映らない |
画面全体を選ぶ場合、複数ディスプレイ環境では収録対象を間違えないようにします。機密情報が見えるディスプレイではなく、説明用の画面へ必要なウインドウを集めてから開始してください。集中モードを有効にして通知を抑え、デスクトップ上の個人名や案件名も確認しておくと編集の負担を減らせます。
選択部分では、プルダウンメニューが選択枠の外に開くことがあります。アプリの設定画面を説明する場合は、実際にメニューを一度開いて位置を確認し、その領域まで枠に含めます。マウスポインタの動きを教材にしたい場合は、Shift+Command+5の「オプション」から「マウスクリックを表示」を選択します。クリック位置に黒い円が現れるため、どこを操作したか伝えやすくなります。
Apple TVアプリなど、一部のアプリや著作権保護されたコンテンツでは、ウインドウを収録できなかったり、映像が黒くなったりする場合があります。これは範囲設定の誤りとは限りません。別の録画アプリへ変えて保護を回避するのではなく、提供元が認めた共有・ダウンロード方法や、録画可能な自作資料を使用してください。

操作途中に出るダイアログまで含め、録画前に一度同じ手順を通して必要な範囲を見極めましょう。

マイクの声を画面録画へ入れるには?
自分の説明音声を入れる場合は、録画前に入力マイクを指定します。Shift+Command+5を押し、「オプション」を開いて「マイク」欄から「MacBookのマイク」、接続したUSBマイク、ヘッドセットなどを選択します。「なし」を選ぶと映像だけが保存されます。
ここで選ぶマイクは、Macのスピーカーから出る音をデジタルデータのまま取り込む設定ではありません。マイクが拾った声や周囲の音を録音する設定です。スピーカーで動画を再生し、その音を内蔵マイクで拾う方法では、反響、キーボード音、環境音が混ざりやすくなります。Mac内部の音を明瞭に残したい場合は、次節のシステムオーディオ設定を確認してください。
声が小さい、入力されない場合は、Appleメニューから「システム設定」→「サウンド」→「入力」と進み、使用するマイクを選択します。話したときに入力レベルの表示が動くか確認し、「入力音量」を調整します。Bluetoothイヤホンでは、接続状態や使用中の入力装置が切り替わることがあるため、録画直前にも選択名を見直します。
ハウリングが起きる場合は、Macのスピーカー音を下げるか、マイク付きヘッドフォンを使用します。外部マイクを口元に近づけると、入力音量を上げすぎずに声を明瞭にできます。机へ直接置くマイクでは、タイピングやトラックパッド操作の振動を拾いやすいため、録画中に不要なキー操作を減らすのも有効です。
ブラウザ上で短い画面説明を作る場合は、LUFTMEDIAのブラウザ画面録画も利用できます。ただし、2026年9月24日時点ではmacOS、ブラウザ、共有対象の組み合わせによってパソコン音声を共有できない場合があります。重要な録画は、音声の波形やテストファイルを先に確認してください。

マイク名を選んだだけで安心せず、入力レベルが動くことと再生時に声が聞こえることの両方を確認してください。
Macの内部音声・システムオーディオを録音するには?
2026年9月24日時点では、Apple標準機能で内部音声を入れられるかどうかはmacOSのバージョンで分かれます。Appleの公式案内では、macOS 27 Golden Gate以降の「スクリーンショット」アプリに「システムオーディオを含める」が用意されています。Shift+Command+5→「オプション」→「システムオーディオを含める」の順に選択し、必要に応じてマイクも指定してから録画します。
macOSのバージョンは、Appleメニュー→「このMacについて」で確認できます。「システムオーディオを含める」が表示されない場合、まずmacOS 27以降かを確認してください。macOS 26以前では、標準の画面収録で選べるマイクは、内部音声を直接取り込む機能の代用にはなりません。
macOS 13 Ventura以降で標準機能に該当項目がない場合は、OBS Studioを使う方法があります。OBS ProjectのmacOSデスクトップ音声キャプチャ公式ガイドによると、OBS Studio 30以降では「macOS音声キャプチャ」ソースでデスクトップ全体または特定アプリの音声を取得できます。
- OBS Studioを公式サイトから入手して起動します。
- 「ソース」欄の+をクリックします。
- 「macOS画面キャプチャ」を追加し、画面、アプリケーション、ウインドウから対象を選びます。
- 映像が不要で音だけを追加したい場合は「macOS音声キャプチャ」を選び、対象アプリまたはデスクトップ音声を指定します。
- 「音声ミキサー」で対象のメーターが動くことを確認します。
- マイクも必要なら「音声入力キャプチャ」を追加し、それぞれの音量を調整します。
- 「録画開始」を押し、終了時に「録画終了」を押します。
OBS公式情報では、macOS 13以降の「macOS画面キャプチャ」は映像と音声に対応し、アプリ単位またはウインドウ単位の選択も可能です。macOS 12以前で内部音声を扱うには追加の音声ルーティングソフトが必要になるため、導入、出力先、複数出力装置の設定が増えます。古いOSで単発の録画をするだけなら、OS更新の可否や、対象サービスの書き出し機能を先に検討した方が簡単です。
なお、システムオーディオを選べても、配信サービスやアプリ側の保護により収録できないコンテンツがあります。音声が入らないときは、まず自分で作成した通知音や権利上問題のないテスト動画で機能自体を確認し、特定コンテンツだけ録れないのかを切り分けます。

内部音声が必要なら、最初にmacOSの番号を確認し、27以降は標準機能、13〜26はOBSという順で選ぶと迷いにくくなります。

QuickTime Playerで画面録画する手順は?
QuickTime Playerから始めたい場合は、「アプリケーション」フォルダでQuickTime Playerを開き、メニューバーの「ファイル」→「新規画面収録」を選択します。ショートカットはControl+Command+Nです。現在のmacOSでスクリーンショットのツールバーが表示された場合は、そこから範囲、保存先、マイクを設定します。
古いmacOSで従来型の「画面収録」ウインドウが表示された場合は、録画ボタン横の矢印をクリックしてマイクや「収録にマウスのクリックを表示」を選びます。録画ボタンをクリックした後、画面上をクリックすると全画面収録が始まり、ドラッグして範囲を指定すると、その範囲の「収録を開始」を押して部分収録できます。
停止操作はスクリーンショットアプリと同じで、メニューバーの停止ボタンまたはCommand+Control+Escです。終了後は録画ファイルがQuickTime Playerで自動的に開くため、その場で映像と音声を再生できます。自動保存されたファイル名は「画面収録 日付 時刻.mov」という形式です。
不要な冒頭や末尾を削るには、録画をQuickTime Playerで開き、「編集」→「トリム」を選択します。黄色い範囲の左右端を動かして残す部分を決め、「トリム」をクリックします。元の録画を残したい場合は、上書きする前に「ファイル」→「複製」または別名での保存を使います。
途中の失敗箇所だけを削除したい場合は、再生ヘッドを削除位置へ移動して「編集」→「クリップを分割」を使い、不要なクリップを選んで削除します。複数クリップはドラッグして並べ替えられます。QuickTime Playerは簡単な切り詰めには向きますが、複数の音声トラックを別々に調整する録画にはOBSや動画編集ソフトの方が適しています。

QuickTime Playerは録画直後に内容を確認できるため、提出前に冒頭・末尾と音声の有無だけでも再生しましょう。
録画ファイルの保存先と形式を変更するには?
標準の画面録画は、初期状態ではデスクトップへ保存されます。変更するにはShift+Command+5→「オプション」→「保存先」と進み、「デスクトップ」「書類」「クリップボード」「メール」「メッセージ」「QuickTime Player」など、画面に表示される候補を選択します。任意のフォルダを使う場合は「その他の場所」を選びます。
保存先設定は次回の録画にも引き継がれることがあるため、ファイルが見つからない場合は同じ「オプション」を開き、現在選択されている場所を確認します。Finderの検索欄で「画面収録」と入力し、種類をムービー、作成日を今日に絞り込む方法もあります。保存場所全般の整理方法は、LUFTMEDIAのスクリーンショット保存先完全ガイドも参考になります。
2026年9月24日時点では、macOS Tahoe 26以降を搭載した対応モデルで、標準ダイナミックレンジの「SDR(互換性優先)」とハイダイナミックレンジの「HDR」を選択できます。SDRはH.264、HDRはHEVCを使用するというのがAppleの案内です。共有相手の環境が不明な場合や、Webサービスへアップロードする場合は、再生互換性を優先してSDRを選ぶと扱いやすくなります。HDRは対応ディスプレイ上の明暗や色を残したい場合に向きますが、非対応環境では意図した表示にならない可能性があります。
標準録画の自動保存形式はMOVです。提出先からMP4を指定された場合、拡張子を手作業で「.mov」から「.mp4」へ変えても、動画の内部形式は変換されません。対応する動画編集・変換機能で書き出し直してください。ブラウザ録画ではWebMになる場合もあるため、提出条件にファイル形式、映像コーデック、容量上限があるか先に確認します。
保存に失敗する場合は、保存先フォルダへのアクセス権、空き容量、外付けドライブの接続状態を確認します。iCloud Drive内を選んでいる場合、録画完了直後はアップロード途中のことがあります。録画をすぐ共有するならローカルフォルダへ保存し、再生確認後にクラウドへ移す方が状態を把握しやすくなります。

継続的に録画する場合は専用フォルダを作り、日付と内容が分かる名前へ録画直後に変更しておきましょう。
画面や音声を録画できないときはどの権限を確認する?
他社製アプリで画面が黒い、ウインドウ一覧が空、音声を取得できない場合は、macOSのプライバシー権限を確認します。2026年9月24日時点の順路は、Appleメニュー→「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「画面収録とシステムオーディオ録音」です。対象アプリの画面と音声、または音声のみのアクセスを有効にします。Appleの画面とシステムオーディオ録音へのアクセス管理でも、アプリごとに許可を切り替える手順が示されています。
一覧にアプリがない場合は、そのアプリで一度画面取得を開始して許可要求を表示させます。追加ボタンが表示されている環境では、ボタンを押してアプリケーションフォルダから対象アプリを選びます。変更後にアプリの終了を求められたら、ウインドウを閉じるだけではなくアプリを完全終了し、再起動してください。
マイク音声だけ入らない場合は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」も確認します。対象アプリを許可した後、「システム設定」→「サウンド」→「入力」で正しい装置を選び、入力レベルが動くかを見ます。OBSではさらに「音声ミキサー」のスピーカーアイコンがミュート状態でないか、音量フェーダーが下がり切っていないかを確認します。
映像は録れるのに内部音声だけ無音なら、次の順番で切り分けます。
- macOS 27以降の標準録画では「システムオーディオを含める」が選択済みか確認します。
- OBSでは「macOS画面キャプチャ」または「macOS音声キャプチャ」を使っているか確認します。
- 「画面収録とシステムオーディオ録音」でOBSの音声アクセスを許可します。
- 保護されていないテスト音源で音声ミキサーが動くか確認します。
- 特定アプリだけ無音なら、対象アプリの保護仕様や出力先を確認します。
会社や学校が管理するMacでは、構成プロファイルにより画面収録が制限されている場合があります。設定項目を変更できない、スイッチがグレー表示になる場合は、管理者へ用途と対象アプリを伝えてください。自分でプロファイルを削除すると業務用設定へ影響するため、管理端末では管理部門の手順を優先します。

権限を変更した後は対象アプリを完全終了して開き直し、保護されていない短い素材で再テストしてください。
録画が無音・黒画面・途中停止になるときの対処は?
問題が起きたときは、いきなり設定をすべて変えず、映像、マイク、内部音声、保存のどこで失敗しているかを分けます。10秒程度のテストを行い、Finderでファイルを開いて確認すると原因を絞り込みやすくなります。
映像が黒い、特定のウインドウだけ映らない
まず画面収録権限を確認し、アプリを再起動します。次に「選択したウインドウを収録」ではなく「選択部分を収録」で同じ領域を試します。それでも特定の動画だけ黒い場合は、コンテンツ保護やアプリ側の録画制限が考えられます。Appleも、一部のアプリではウインドウを収録できないと案内しています。
マイクが無音または声が極端に小さい
Shift+Command+5→「オプション」で「なし」以外のマイクを選びます。「システム設定」→「サウンド」→「入力」で入力レベルを確認し、「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でアプリの許可も見直します。Bluetooth機器を使っている場合は、一度切断して内蔵マイクで録れるか試すと、接続機器側の問題かを判定できます。
内部音声が入らない
macOS 27以降なら「システムオーディオを含める」、macOS 13〜26でOBSを使うなら「macOS画面キャプチャ」または「macOS音声キャプチャ」を確認します。マイクにMacのスピーカー音を聞かせる方法は内部音声の直接取得ではないため、音質と反響の問題が残ります。
録画が途中で止まる、ファイルが保存されない
ストレージの空き容量、保存先の接続、Macのスリープ、アプリの強制終了を確認します。長時間録画では、不要なアプリを閉じ、電源へ接続し、短い区切りに分けると、失敗時の損失を限定できます。外付けドライブやネットワーク先へ直接保存している場合は、ローカルのフォルダへ変更して再試行します。
録画後に音声と映像がずれる
高負荷なゲーム、複数ディスプレイ、同時配信、変換処理などを減らして再テストします。OBSでは、使用していないソースを外し、出力解像度やフレームレートを用途に合わせて見直します。設定変更後は長時間録画へ進まず、口頭で数字を数えながら画面上でクリックする短い同期テストを作るとずれを判断できます。
参照した公式情報
- Appleサポート「Macで画面を収録する方法」
- Appleサポート「Macのキーボードショートカット」
- Appleサポート「Control access to screen and system audio recording on Mac」
- OBS Project「macOS Desktop Audio Capture Guide」
- OBS Project「macOS Screen Capture Source」

原因を「映像・マイク・内部音声・保存」の4系統に分け、一項目ずつ短い録画で確認するのが最短です。



