アプリにロックをかける方法|iPhone・Androidで開く時にパスワードを付ける手順

アプリにロックをかける方法|iPhone・Androidで開く時にパスワードを付ける手順



「アプリにロックをかけたい」「アプリを開く時にパスワードを求めるようにしたい」と考えている方に向けて、iPhoneとAndroidの公式ヘルプで確認できる方法だけを整理しました。結論からお伝えすると、iPhoneは標準機能で、アプリ1つずつにFace ID・Touch ID・パスコードのロックをかけられます。Androidは、Android 15以降の「プライベート スペース」や、Galaxyの「セキュリティフォルダ」に入れたアプリをまとめてロックするのが標準の方法です。

スマホを家族や友だちに貸す機会がある人、仕事用とプライベート用のアプリを分けたい人は、自分の端末でどの方法が使えるかを確認してから設定しましょう。

この記事は2026年10月9日時点の公式情報を確認して書いています。確認したのは、AppleのiPhoneでアプリをロックする/非表示にする、Googleのプライベート スペースを使ってプライベートのアプリを隠す、画面の固定と固定解除、Samsungの(Galaxy) セキュリティフォルダの使い方を教えてください。、LINEヘルプセンターのLINEのパスコードロックを設定するには?です。画面の表記はOSのバージョンや機種によって異なることがあります。

アプリにロックをかける方法は?iPhoneとAndroidの違い

アプリにロックをかける方法は、大きく分けて次の4つです。どれを使うかで、ロックの範囲や使える端末が変わります。

  • OSの標準機能でアプリごとにロックする:iPhoneの「Face IDを必要にする」など。アプリを開くたびに認証が必要になります。
  • ロック付きの別スペースにアプリを入れる:Androidの「プライベート スペース」、Galaxyの「セキュリティフォルダ」。中に入れたアプリをまとめてロックします。
  • 画面を1つのアプリに固定する:Androidの「アプリ固定」。人に端末を渡すとき、ほかのアプリを開けないようにします。
  • アプリ自体のパスコード機能を使う:LINEの「パスコードロック」など、アプリ側に用意された機能です。

iPhoneでは、Appleのユーザガイドに「アプリをロックすると、アプリを開こうとするときにFace ID、Touch ID、またはパスコードが必要になります」と書かれています。アプリ単位で設定でき、特別なアプリを入れる必要はありません。

Androidの場合、Googleのヘルプで案内されている標準の仕組みは、アプリ単位のロックではなく、プライベート スペースというロック付きの領域を作る方法です。Galaxyでは、Samsung独自のセキュリティフォルダも使えます。いずれも「そのスペースに入れたアプリ」がロックの対象になる点が、iPhoneとの大きな違いです。

なお、iPhoneのアプリロックは本体のFace ID・Touch ID・パスコードで認証し、Androidのプライベート スペースも設定時に端末の画面ロックでの認証が求められます。まずは端末の画面ロックが設定されているかを確認しておきましょう。

iPhoneはアプリ1つずつ、Androidは「ロック付きの部屋」に入れてまとめて守る、と覚えておくと分かりやすいですよ。

アプリにロックをかける方法 アプリにロックをかける4つの方法
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

iPhoneでアプリにロックをかける手順は?

iPhoneでは、ホーム画面のアプリを長押しするだけでロックを設定できます。Appleのユーザガイド「iPhoneでアプリをロックする/非表示にする」の手順は次のとおりです。

  1. ホーム画面に移動します。
  2. ロックしたいアプリを長押しして、クイックアクションメニューを開きます。
  3. 「Face IDを必要にする」(機種により「Touch IDを要求」または「パスコードが必要」)をタップします。
  4. 続けて表示されるメニューで「Face IDを必要にする」(または「Touch IDを必要にする」「パスコードを必要にする」)をタップします。

これで、そのアプリを開くたびに認証が求められるようになります。Appleによると、ロックしたアプリはいったん開いても完全にロックが解除されるわけではなく、アプリを終了すると再度自動的にロックされます。再び開くときには、もう一度Face ID・Touch ID・パスコードでの認証が必要です。

また、ロックしたアプリ内の情報は、CarPlay、通知のプレビュー、検索、Siriからの提案、通話履歴など、ほかの場所に表示されなくなるとAppleは説明しています。メッセージの内容が通知でのぞかれるのを防ぎたい場合にも役立ちます。

ロックを解除するには

  1. ホーム画面でアプリのアイコンを長押しします。
  2. 「Face IDを必要にしない」(または「Touch IDを必要にしない」「パスコードを必要にしない」)をタップします。
  3. Face ID、Touch ID、またはパスコードで認証します。

ロックの設定はそのiPhoneだけに適用され、iCloudで同期されません。iPadなどほかの端末でも同じアプリを守りたい場合は、端末ごとに設定してください。

アプリを長押しして「Face IDを必要にする」を選ぶだけです。開くたびに顔認証が入るので、貸すときも安心ですね。

Apple「iPhoneでアプリをロックする/非表示にする」
出典:Apple「iPhoneでアプリをロックする/非表示にする」(2026年10月9日確認)

iPhoneでアプリを非表示にしてロックするには?

アプリにロックをかけるだけでなく、アプリがあること自体を見せたくない場合は「非表示」も組み合わせられます。Appleのユーザガイドによると、アプリを非表示にすると、ホーム画面、アプリライブラリ、検索結果からそのアプリが削除されます。非表示にしたアプリはアプリライブラリの「非表示」フォルダに移動し、開くには認証が必要になります。

  1. ホーム画面で、非表示にしたいアプリを長押しします。
  2. 「Face IDを必要にする」(または「Touch IDを要求」「パスコードが必要」)をタップします。
  3. 「非表示にしてFace IDを必要にする」(または「非表示にしてTouch IDを必要にする」「非表示にしてパスコードを必要にする」)をタップし、認証します。
  4. 「アプリを非表示」をタップします。

非表示にしたアプリを開く・元に戻す

非表示にしたアプリを使うときは、ホーム画面のページをすべて左にスワイプしてアプリライブラリを開き、下部にある「非表示」フォルダをタップして認証します。元に戻したいときは、「非表示」フォルダ内でアプリを長押しし、「Face IDを必要にしない」などをタップして認証すると、アプリライブラリに戻ります。非表示にしたアプリの一覧は、設定アプリの「アプリ」>「非表示のアプリ」からも確認できます。

非表示にできないアプリもある

Appleのユーザガイドでは、次のアプリは非表示にできないと明記しています。

  • 最初からインストールされているアプリ(App Storeから別途ダウンロードしたアプリのみ非表示にできる)
  • デフォルトのウェブブラウザとして設定したアプリ
  • アプリマーケットプレイスとして設定したアプリ(EUのみ)

また、ファミリー共有グループの13歳未満のお子様は、アプリをロックしたり非表示にしたりすることができません(年齢は国や地域によって異なります)。

非表示にすると検索でも出てこなくなります。どこに隠したか忘れたら、アプリライブラリの一番下を見てくださいね。

アプリにロックをかける方法 iPhoneでアプリをロック・非表示にする手順
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

Androidでアプリにロックをかけるには?プライベート スペースの使い方

Android 15以降を搭載した端末では、「プライベート スペース」を使ってアプリにロックをかけられます。Googleのヘルプによると、プライベート スペースはAndroid端末上の隔離されたスペースで、アプリを隠して整理でき、別途ロックを設定して認証を強化できます。スマートフォンの中に金庫のような場所を作るイメージです。

プライベート スペースを設定する

  1. 設定アプリを開き、[セキュリティとプライバシー]をタップします。
  2. [プライバシー]で[プライベート スペース]をタップします。
  3. 端末の画面ロックで認証し、[設定]→[OK]をタップします。
  4. 必要に応じてGoogleアカウントにログインします(プライベート スペース専用の別アカウントも使えます)。
  5. ロックを選びます。端末と同じロックを使うなら[画面ロックを使用]、別のロックにするなら[新しいロックを設定]をタップします。
  6. [完了]をタップします。

アプリを入れてロックする

プライベート スペースのロックを解除した状態で、[すべてのアプリ]のアプリを長押しして[プライベート スペースにアプリをインストールする]をタップするか、プライベート スペースを開いて[インストール]をタップします。Googleによると、これはアプリの新しいインスタンスをインストールするもので、メインスペースのアプリのデータを移すことはできません。

ロックするときは、ホーム画面または[すべてのアプリ]で[プライベート スペース]まで下にスクロールし、右側のロックアイコンをタップします。ロック中は、スペース内のアプリが完全に停止し、通知も表示されず、検索や最近使ったアプリにも出てきません。

注意点として、プライベート スペースを使えるのはAndroid 15以降で、メーカーや企業の管理者によって無効にされている場合は使えません。また、Googleはプライベート スペース内のデータは端末のバックアップに含まれないと説明しています。

プライベート スペースの中のアプリは、ロック中は通知も止まります。急ぎの連絡が来るアプリは入れない方がいいですよ。

Galaxyでアプリにロックをかけるには?セキュリティフォルダの使い方

Galaxyでは、Samsungの「セキュリティフォルダ」でアプリにロックをかけられます。Samsungの公式サポートによると、セキュリティフォルダは写真・動画・ファイル・アプリなどを他のユーザーから保護する機能で、端末のロックが解除されている場合でも、中のコンテンツを安全に保管できます。利用するにはSamsungアカウントへのサインインが必要です。

セキュリティフォルダを作成する

  1. 設定アプリを開き「セキュリティおよびプライバシー」をタップします。
  2. 「その他のセキュリティ設定」→「セキュリティフォルダ」をタップします。
  3. 利用規約と権限を確認し、それぞれ「続行」をタップします。
  4. セキュリティフォルダで使うロックの種類を選び、画面の指示に従って設定します。
  5. ロック解除ができなくなった場合に備え、Samsungアカウントでロック解除できるよう「許可」をタップします(許可しなくても利用は可能)。
  6. 「次へ」をタップし、ロック中の動作を選んで「次へ」→「完了」をタップします。

アプリを追加する

セキュリティフォルダを開いて「+」をタップし、セキュリティフォルダでも使いたいアプリにチェックを入れて「追加」をタップします。端末に入っていないアプリは、同じ画面のストアからダウンロードできますが、その場合はセキュリティフォルダ内でもSamsungアカウントまたはGoogleアカウントへのサインインが必要です。

自動でロックがかかるタイミングは、セキュリティフォルダの縦3点の「他のオプション」→「設定」→「セキュリティフォルダを自動ロック」で選べます。すぐにロックしたいときは、「他のオプション」から「ロックして終了」をタップします。さらに「セキュリティフォルダを非表示」を選ぶと、アプリ画面やホーム画面に表示されなくなり、クイックパネルに配置されます。

端末やAndroidのバージョンによって、画面の名称や配置が異なる場合があるとSamsungは注記しています。

Galaxyならセキュリティフォルダが一番手軽です。ロック解除をSamsungアカウントでリセットできるよう「許可」しておくと安心ですよ。

アプリにロックをかける方法 Androidのロック付きスペースの比較
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

人にスマホを貸すときは?アプリ固定とスクリーンタイム

「友だちに写真を見せたいだけなのに、ほかのアプリまで見られたくない」という場合は、アプリにロックをかけるよりも、画面を1つのアプリに固定する方法が便利です。

Androidの「アプリ固定」

Googleのヘルプ「画面の固定と固定解除」によると、アプリの画面を固定すると、固定を解除するまでそのまま表示され、画面が固定されていると、相手はそのアプリ以外は使用できません。

  1. 設定アプリを開き、[セキュリティ]または[セキュリティと現在地情報]→[詳細設定]→[アプリ固定]をタップします(見つからない場合はメーカーに確認)。
  2. [アプリ固定]をオンにします。オンにすると、固定を解除するときにPIN、パターン、またはパスワードの入力が必要になります。
  3. 固定したい画面を表示し、画面の中央まで上にスワイプして長押しします(3ボタンナビゲーションでは概要ボタンをタップ)。
  4. 画像の上部にあるアプリのアイコンをタップし、ピンのアイコンをタップします。

固定を解除するには、ジェスチャーナビゲーションでは上にスワイプして長押し、2ボタンナビゲーションでは戻るボタンとホームボタン、3ボタンナビゲーションでは戻るボタンと概要ボタンを長押しします。

iPhoneのスクリーンタイム

iPhoneでは、スクリーンタイムでアプリを使える時間を管理できます。Appleのユーザガイドでは、「許容時間」で1日にアプリを使用できる時間を、「スケジュール」でアプリを使用できる時間枠を設定できると説明しています。ただし、Appleによるとこの「スケジュールと許容時間」を使うには、すべてのAppleデバイスでiOS 27以降などが必要です。お使いのバージョンで表示される項目を確認してから設定してください。アプリを開くたびに認証を求めたいだけなら、前述の「Face IDを必要にする」の方が手軽です。

ちょっと貸すだけなら、Androidの「アプリ固定」が便利です。解除にPINが必要なので、ほかの画面を勝手に見られません。

アプリ自体のパスコード機能やロックアプリを使うときの注意点は?

OSの機能とは別に、アプリ側にパスコード機能が用意されていることもあります。たとえばLINEには「パスコードロック」があり、LINEヘルプセンターによると、オンにするとLINEアプリを開くたびにパスコードの入力/生体認証が求められます。

  1. LINEの[ホーム]→[設定]→[プライバシー管理]の順にタップします。
  2. [パスコードロック]をオンにします。
  3. 設定したいパスコードを2回入力します。

ただし、LINEヘルプセンターは注意として、設定したLINEのパスコードを忘れた場合はLINEアプリを削除・再インストールする必要があり、バックアップしていないトーク履歴はすべて削除されると案内しています。アプリ側のパスコードは、忘れたときの影響が大きいことを理解したうえで使いましょう。銀行やメモなど、ほかのアプリにも同じような機能があるかは、各アプリの設定画面やヘルプで確認してください。

外部のロックアプリを入れる場合

Google Playには、ほかのアプリにロックをかける「アプリロック」系のアプリもあります。OSの標準機能ではないため、公式ヘルプのような案内はありません。インストールする前に、開発元、求められる権限、プライバシーポリシーを確認し、必要以上の権限を求めるものは避けましょう。OSの標準機能で目的を満たせるなら、まずは標準機能を使うのがおすすめです。

アプリ側のパスコードは忘れると大変です。LINEはトーク履歴が消える場合もあるので、バックアップと一緒に使ってくださいね。

ロックの解除方法を忘れたらどうなる?設定前に確認すること

アプリにロックをかけるときに一番気をつけたいのが、解除方法を忘れたときのことです。方法ごとに、公式に案内されている扱いは次のとおりです。

  • iPhoneのアプリロック:認証にはiPhone本体のFace ID・Touch ID・パスコードを使います。本体のパスコードを覚えていれば、アプリのロックも解除できます。
  • Androidのプライベート スペース:Googleのヘルプによると、ロックを忘れた場合は[システム]→[リセット オプション]→[プライベート スペースを削除]から削除できます。ただし、削除するとアプリとそのデータが削除され、バックアップは行われません。
  • Galaxyのセキュリティフォルダ:作成時に「Samsungアカウントでリセット」を許可していれば、Samsungアカウントのパスワードでロック解除方法をリセットできます。許可していない場合はリセットできず、アンインストールするとセキュリティフォルダ内のデータはすべて削除されるとSamsungは案内しています。
  • LINEのパスコードロック:忘れた場合はアプリの削除・再インストールが必要です。

設定する前に、次の点を確認しておくと安心です。

  • 端末の画面ロック(パスコード・PIN)を自分が確実に覚えているか
  • 別のロックを設定する場合、その内容を安全な場所に控えたか
  • ロック対象のアプリのデータが、クラウドなどにバックアップされているか
  • 通知が止まると困るアプリを、ロック付きのスペースに入れていないか

アプリのロックは、あくまで「端末を手にした人に中身を見られにくくする」ための機能です。端末そのものを守るには、画面ロックを設定し、紛失時に備えて端末を探す機能も有効にしておきましょう。

ロックは便利ですが、解除方法を忘れるとデータごと消えることもあります。設定する前に、控えとバックアップを用意しておきましょう。

アプリにロックをかける方法 ロックの解除方法を忘れたときの扱い
LUFTMEDIA編集部作成の解説図