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Zoomでミーティングへ入る際に「オーディオに接続しない」を選んでも、会議への参加自体が取り消されるわけではありません。映像、画面共有、チャット、参加者一覧などを利用できる一方、その端末はZoomミーティングの音声経路へまだ接続されていない状態になります。そのため、通常は相手の声を聞けず、自分の声も相手へ届きません。
本記事では、2026年10月15日時点のZoom公式情報に基づき、「オーディオに接続しない」の意味、参加後に接続する方法、コンピュータオーディオ・Wi-Fiまたは携帯データ・電話参加の違い、ミュートとの見分け方を解説します。画面名や選択肢は、OS、Zoom Workplaceアプリのバージョン、ホストの設定、契約中のオーディオプランによって異なる場合があります。
目次
Zoomの「オーディオに接続しない」は会議に入れないという意味?
「オーディオに接続しない」とは、パソコンやスマートフォンをZoomミーティングの音声へ接続せずに入室する選択です。ミーティングルームへの参加と、音声経路への参加は別の処理であるため、この項目を選んでも会議画面は開きます。
音声未接続のまま利用できる可能性があるのは、参加者の映像を見る、自分のカメラ映像を送る、画面共有を見る、チャットを読む・送る、リアクションを使うといった機能です。ただし、利用できる機能はホストや組織の設定にも左右されます。音声については、端末のマイクとスピーカーがZoomへつながっていないため、単なる無言参加とは異なります。
参加画面で「オーディオに接続しない」にチェックを入れた場合や、入室後に表示された接続画面を閉じた場合は、会議内に「オーディオに接続」または「オーディオに参加」といったボタンが残ります。これは故障の表示ではなく、音声接続を後から選べる状態を示します。
たとえば、同じ会議室にいる複数人が各自のパソコンでZoomへ参加し、代表者の端末だけで音を出す場合には、ほかの端末を音声未接続にするとハウリングを避けやすくなります。また、移動中に映像やチャットだけ確認し、静かな場所へ着いてから音声へ接続する使い方もできます。
一方、「相手の声だけ聞きたいが、自分の声は出したくない」という目的なら、音声未接続ではなく、オーディオへ接続したうえでマイクをミュートするのが適切です。未接続ではスピーカー側も使えないためです。

会議画面が開いているなら参加には成功しています。左下に「オーディオに接続」があるかを確認しましょう。
コンピュータオーディオ・Wi-Fiまたは携帯データ・電話参加はどう違う?
2026年10月15日時点のZoomでは、音声への入り方は大きく「端末のインターネット接続を使う方法」と「電話回線を使う方法」に分かれます。パソコンで表示される「コンピュータオーディオ」と、スマートフォンで表示される「Wi-Fiまたは携帯データ」は、どちらもインターネット経由でZoomへ音声を送受信する方法です。
コンピュータオーディオ
Windows、macOS、Linuxなどで、パソコンの内蔵マイク、USBマイク、ヘッドセット、内蔵スピーカーなどを使います。通常は「コンピュータオーディオに参加」を選択します。別途電話をかける必要はありませんが、正しい入出力機器の選択と、OSによるマイク使用許可が必要です。
Wi-Fiまたは携帯データ
Android・iPhone・iPadのZoomモバイルアプリで、インターネット経由の音声へ接続する選択肢です。Zoom公式のオーディオ設定のテスト手順では、モバイルアプリで「Wi-Fiまたはセルラーデータ」を選ぶと、端末のスピーカーとマイクを使って接続すると案内されています。日本語表示が「Wi-Fiまたは携帯データ」「Wi-Fiまたはセルラーデータ」などになる場合がありますが、携帯電話の通常通話ではなく、データ通信を使う音声です。モバイル回線で利用すれば契約中のデータ通信量を消費します。
ダイヤルインと電話を呼び出す
「ダイヤルイン」は、招待状などに記載された電話番号へ自分で発信し、ミーティングIDや参加者IDを入力して音声へ入る方法です。「電話を呼び出す」は、Zoomから指定した電話番号へ着信させるコールバック方式です。電話回線を使うため、端末のインターネット音声が不安定な場面で選択肢になります。
ただし、電話関連の項目は常に表示されるとは限りません。ホストが指定したオーディオタイプ、アカウントの契約、対象国、オーディオカンファレンスプランなどで利用可否が変わります。Zoom公式のミーティングに参加するためのオーディオタイプの設定によると、2026年10月15日時点でホスト側は「電話とコンピュータオーディオ」「電話」「コンピュータのオーディオ」などを設定できます。電話番号への発信では、契約する通信事業者や番号に応じた通話料金が発生する場合があるため、招待状の番号と料金条件を確認してください。

迷ったら、パソコンは「コンピュータオーディオ」、スマホは「Wi-Fiまたは携帯データ」を最初に試すと分かりやすいです。

パソコンで参加後に「オーディオに接続」する手順は?
Windows、macOS、Linux版Zoom Workplaceデスクトップアプリでは、音声未接続で入室した後でも、会議を退出せずに接続できます。2026年10月15日時点の基本的な順路は次のとおりです。
- ミーティング画面下部のコントロールを表示します。コントロールが隠れている場合は、画面内へマウスポインターを移動します。
- 左下にある「オーディオに接続」をクリックします。表示によってはヘッドセット型のアイコンになっています。
- 接続画面で「コンピュータオーディオに参加」を選びます。
- 初回利用時などにOSからマイクへのアクセスを求められたら、内容を確認して許可します。
- 左下の表示がマイクアイコンと「ミュート」または「ミュート解除」に変わったことを確認します。
接続前に機器を確認したい場合は、接続画面の「スピーカーとマイクをテストする」を選びます。着信音が聞こえなければ、スピーカーのプルダウンから別の出力先を選択します。続くマイクテストでは声を出し、録音された声が再生されるか確認します。テスト終了後は「オーディオに接続」を押し、実際のミーティング音声へ参加してください。テストに成功しただけでは、会議音声への接続が完了していない場合があります。
接続後にUSBヘッドセットやイヤホンへ切り替える場合は、「ミュート/ミュート解除」の横にある上向き矢印をクリックし、「マイクを選択」「スピーカーを選択」に相当する一覧から機器を選びます。Bluetoothイヤホンを後から接続したときも、OSで接続済みになっただけでZoomの選択先が自動的に変わるとは限りません。
ブラウザから参加するZoomウェブアプリでは、画面内の「オーディオに参加」などを選択し、ブラウザが表示するマイク権限を許可します。アドレスバー付近にマイク禁止の表示がある場合は、サイトの権限を変更してからページを再読み込みします。デスクトップアプリとウェブアプリではボタンの配置や利用できる機能が同一ではありません。
入室前の名前も確認したい場合は、LUFTMEDIAの「Zoomの名前を変更する方法」、カメラ背景も整えたい場合は「Zoomの背景設定方法」で、それぞれ操作場所を確認できます。

テスト画面を閉じた後、左下がマイクアイコンへ変わるところまで確認すると接続漏れを防げます。

iPhone・Androidで後から「オーディオに参加」する手順は?
スマートフォンでは、画面下部のコントロールが自動的に隠れることがあります。「オーディオに接続しない」を選んだ後に音声へ入りたい場合は、まずミーティング画面を一度タップしてください。
iPhone・iPadの場合
- ミーティング画面をタップしてコントロールを表示します。
- 左下付近の「オーディオに参加」をタップします。
- 通常のインターネット接続を使うなら「Wi-Fiまたは携帯データ」または「インターネットオーディオを使用して通話」を選びます。
- iOSからマイクへのアクセス確認が表示されたら「許可」を選びます。
- ボタンが「ミュート」または「ミュート解除」に変われば、音声経路への接続は完了です。
Zoom公式のiOSのオーディオ設定では、iOSスピーカーとマイクを使うインターネットオーディオ、ダイヤルイン、電話を呼び出す方法が案内されています。ホストが「コンピュータのオーディオのみ」を指定した会議では、ダイヤルインが表示されない場合があります。
Androidの場合
- ミーティング画面をタップし、下部のコントロールを表示します。
- 「オーディオに接続」または「オーディオに参加」をタップします。
- 「Wi-Fiまたは携帯データ」を選びます。
- Androidの権限確認で、Zoom Workplaceによるマイク使用を許可します。「アプリの使用中のみ」など、端末に表示された選択肢から用途に合うものを選びます。
- マイクアイコンが表示されたら、必要に応じてミュートを切り替えます。
端末を耳へ当てる受話口、端末のスピーカー、Bluetoothイヤホンのどこから音を出すかは、接続後のスピーカーアイコンやオーディオ出力メニューで変更できる場合があります。音量ゼロや消音モードだけでなく、Bluetooth機器へ音が流れていないかも確認してください。
別の方式へ切り替えたい場合は、Zoom公式手順ではミーティングコントロールの「詳細」から「オーディオの切断」を選び、あらためて接続方法を選択できます。会議から退出する操作ではありません。ただし、ボタン名や配置はアプリの更新や端末によって異なります。

スマホでボタンが見えないときは、退出せずに会議画面を一度タップしてコントロールを再表示してください。
「オーディオ未接続」と「ミュート」は何が違う?
オーディオ未接続とミュートは、どちらも自分の声が相手へ届かないように見えますが、Zoom内部の状態が異なります。未接続は、端末とミーティングの間に音声経路をまだ作っていない状態です。ミュートは、音声経路へ接続したうえで、マイクから送る音だけを止めた状態です。
| 状態 | 相手の声 | 自分の声 | 主な表示 |
|---|---|---|---|
| オーディオ未接続 | 通常は聞こえない | 届かない | 「オーディオに接続」「オーディオに参加」 |
| 接続済み・ミュート | 聞こえる | 届かない | 赤い斜線の付いたマイク、「ミュート解除」 |
| 接続済み・ミュート解除 | 聞こえる | 届く | 斜線のないマイク、「ミュート」 |
相手の説明を聞くだけのセミナーでは、「コンピュータオーディオに参加」または「Wi-Fiまたは携帯データ」で接続し、その後にマイクをミュートします。こうすれば相手の声を聞きながら、自分の生活音やキーボード音を送らずに済みます。
Zoom公式のミュートとミュート解除の案内によると、2026年10月15日時点では、ミュート中はマイクアイコンに赤い斜線が表示されます。クリックまたはタップして斜線が消えると、他の参加者へ声が届く状態です。ただし、ホストが参加者によるミュート解除を制限している場合は、自分だけでは解除できないことがあります。
左下にマイクではなく「オーディオに接続」が出ているなら、ミュート解除を探す前に音声へ参加します。反対に、斜線付きマイクが見えていて相手の声も聞こえるなら、すでに接続済みです。この見分け方を覚えると、ボタンを何度押しても話せない原因を切り分けやすくなります。

「聞くだけ」なら未接続ではなく、音声へ接続してからマイクをミュートするのがポイントです。

マイク権限が拒否されているときはどこを直す?
オーディオへ接続できても自分の声だけ届かない場合は、Zoom内のミュートに加えて、OSやブラウザのマイク権限を確認します。Zoom公式のオーディオに関する問題のトラブルシューティングでも、Zoomにマイクの使用が許可されているかを確認するよう案内されています。
Windows
Windows 11では、一般に「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を開きます。「マイクへのアクセス」と、アプリまたはデスクトップアプリによるアクセスを許可する項目を確認してください。Windows 10では「設定」→「プライバシー」→「マイク」が入口になる構成があります。Zoomだけでなく、デスクトップアプリ全体のアクセスがオフだと、Zoom側で正しいマイクを選んでも入力できません。
macOS
macOSでは「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を開き、Zoom Workplaceを許可します。旧バージョンでは「システム環境設定」から開きます。権限を変更した後、Zoom Workplaceの終了と再起動を求められることがあります。会議中なら、チャットなどで相手へ一言伝えてから再起動すると混乱を避けられます。
iPhone・iPad
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でZoomを有効にします。端末によっては「設定」→「アプリ」→「Zoom」→「マイク」、または設定内のZoom項目から確認できます。Zoomが一覧にない場合は、アプリで一度マイクを使う操作を行い、権限確認を再表示できるか確認します。
Android
「設定」→「アプリ」→「Zoom Workplace」→「権限」→「マイク」を開き、「アプリの使用中のみ許可」などを選択します。メーカーやAndroidのバージョンによって名称は異なります。端末全体のクイック設定にある「マイクへのアクセス」がオフになっていないかも確認してください。
ブラウザ
ChromeやEdgeなどでは、アドレスバー付近のサイト情報または鍵型のアイコンから「マイク」を許可し、Zoomページを再読み込みします。複数のマイクがある場合は、ブラウザ側とZoom側の両方で同じ機器を選びます。会社の管理端末で変更項目が固定されている場合は、利用者が解除できないため管理者へ相談してください。

Zoom内の設定が正しくても、OSまたはブラウザの権限がオフなら声は入りません。二段階で確認しましょう。
スピーカーとマイクをテストするにはどの画面を開く?
本番前に確認するなら、Zoom Workplaceデスクトップアプリへサインインし、右上のプロフィール画像→「設定」→「オーディオ」と進みます。2026年10月15日時点のZoom公式手順では、「スピーカーをテストする」と「マイクのテスト」を個別に実行できます。
- 「スピーカー」欄で実際に使う内蔵スピーカー、モニター、USBヘッドセットなどを選びます。
- 「スピーカーをテストする」をクリックし、テスト音が聞こえるか確認します。
- 聞こえなければ、出力先を一つずつ切り替え、Zoom側とOS側の音量を確認します。
- 「マイク」欄で使用する機器を選び、「マイクのテスト」をクリックします。
- 普段話す距離と声量で話し、入力音量バーが動くか、録音された声が再生されるか確認します。
- 入力が小さすぎる場合はマイク音量を調整し、必要に応じて自動調整の設定を確認します。
スピーカーテストは「自分が聞けるか」、マイクテストは「自分の声を端末が拾えるか」を調べるものです。片方だけ成功しても、双方向の会話ができるとは限りません。着信音は聞こえるのに録音が返らない場合は、マイクの選択、物理的なミュートスイッチ、OS権限を確認します。入力音量バーは動くのに再生音が聞こえない場合は、マイクよりスピーカー側を疑います。
参加直前の画面に「スピーカーとマイクをテストする」が表示された場合も、同様に着信音と録音再生を確認できます。テスト後は「テストを終了」し、「コンピュータオーディオに参加」または「オーディオに接続」を選択します。
スマートフォンは、ブラウザでZoomのテストミーティングを開き、Zoomモバイルアプリを起動して確認できます。初回はマイク権限を求められます。「Wi-Fiまたは携帯データ」で音声へ接続し、案内に沿ってテストしてください。ブラウザ単体の確認にはLUFTMEDIAの「マイクテスト(PC・スマホ)」も利用できますが、最終確認は本番で使うZoomアプリと機器で行うことが重要です。

スピーカーのテスト音とマイクの録音再生は別々に確認し、本番と同じイヤホンを使ってください。
後から接続しても音が出ないときは何から確認する?
「オーディオに接続」を押しても聞こえない、または話せないときは、無関係な設定を一度に変えず、表示→機器→権限→接続方式の順で切り分けます。
- 接続状態を確認する:左下が「オーディオに接続」のままなら、まだ接続は完了していません。マイクアイコンへ変わっていれば次へ進みます。
- ミュートを確認する:斜線付きマイクならクリックまたはタップします。ホストによる制限メッセージが出る場合は、ホストへ解除を依頼します。
- 出力先を確認する:パソコンではマイク横の矢印からスピーカーを選び直します。スマホではBluetoothイヤホン、受話口、スピーカーのどこへ出力されているかを確認します。
- 音量を確認する:端末の主音量だけでなく、Windowsの音量ミキサーでZoom Workplaceだけがミュートされていないか確認します。ヘッドセット本体に音量ボタンや消音スイッチがある場合もあります。
- 入力先を確認する:内蔵マイク、USBマイク、Webカメラのマイク、Bluetooth機器を順に試します。物理ミュートボタンが点灯していないかも見ます。
- 権限を確認する:OSまたはブラウザでZoomのマイク利用を許可します。変更後はZoomを再起動します。
- 競合を減らす:録音ソフト、別のWeb会議アプリ、音声加工アプリなど、同じマイクを使っているアプリを終了します。
- 機器を接続し直す:USB機器を抜き差しし、Bluetooth機器は充電状態とペアリング先を確認します。別のUSB端子や有線イヤホンでも比較します。
- 接続方式を変える:モバイルでは「詳細」→「オーディオの切断」から切断し、Wi-Fiと携帯データを切り替えて再接続します。電話参加が許可された会議なら、招待状のダイヤルイン情報も選択肢になります。
- テストして再起動する:「設定」→「オーディオ」またはZoomテストミーティングで再確認し、改善しなければZoom Workplaceと端末を再起動します。利用可能な更新がある場合は、組織の運用ルールに従って適用します。
同じ端末で音楽や動画も聞こえないなら、Zoomより端末側の出力設定や機器故障を疑います。ほかのアプリでは録音できるのにZoomだけ入力できないなら、Zoomで選ばれたマイク、Zoomへの権限、組織の管理設定を重点的に確認します。自分は相手を聞けるが相手だけが自分を聞けない場合は、スピーカーではなくマイク側の問題です。
同じ部屋で複数台を音声接続すると、遅延した音を別のマイクが拾ってハウリングすることがあります。その場合は代表端末以外を「オーディオの切断」にするか、マイクとスピーカーの両方を使わない構成にします。単に各端末をミュートしただけでは、複数のスピーカーから音が出て反響する可能性があります。
ここまで試しても改善しない場合は、「WindowsかmacOSか」「アプリかブラウザか」「聞こえないのか話せないのか」「選択中の機器名」「テスト結果」を整理して管理者やZoomサポートへ伝えると、原因を絞りやすくなります。

最初に「聞こえない」「話せない」「両方できない」のどれかを分けると、確認すべき機器を絞れます。
参照した公式情報
- Zoomミーティングのオーディオ設定をテストする|Zoom Support
- オーディオに関する問題のトラブルシューティング|Zoom Support
- iOSのオーディオ設定|Zoom Support
- ミーティングに参加するためのオーディオタイプの設定|Zoom Support
- Zoom会議中のミュートとミュートの解除|Zoom Support



