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iPhoneの「書類とデータ」やAndroidのアプリ用ストレージでLINEの容量が大きくなっていても、すぐにアプリを削除する必要はありません。LINEには、トークの文字を残したまま、一時ファイルや写真・動画などを整理する機能があります。
安全性を優先するなら、最初にLINE内の「キャッシュ」だけを削除し、足りなければ容量の大きいトークルームを特定して、保存済みの写真・動画・ファイルから段階的に減らします。「すべてのデータを削除」「メッセージとトークデータをすべて削除」、Android設定の「ストレージを消去」は目的が異なるため、容量確保だけを理由に選ばないでください。
本記事では、2026年9月28日時点のLINE、Apple、Googleの公式情報に基づき、トークを残すための操作順と、iPhone・Androidで画面表示が違う場合の判断方法を解説します。LINEのキャッシュだけを消したい場合は、先にLINEのキャッシュを削除する方法|消えるデータ・残るデータを確認してください。本記事はその先にある「端末上の書類とデータ全体を、何から減らすか」に焦点を絞っています。
目次
LINEの「書類とデータ」には何が含まれ、トークを残して減らせるのか
iPhoneで「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「LINE」を開くと、「アプリのサイズ」と「書類とデータ」が分けて表示されます。2026年9月28日時点でAppleは、アプリのコンテンツやアプリ内に保存されたファイルなどを「書類とデータ」に分類しています。LINEでは、トークで表示したデータ、一時保存されたキャッシュ、送受信した写真・動画・ファイル・ボイスメッセージ、トーク履歴などが端末側の使用量に関係します。
ただし、「書類とデータ」という一つの箱をiPhoneの設定から項目別に直接削除できるわけではありません。中身を選んで減らす操作はLINEアプリ内で行います。詳しい分類はiPhoneの「書類とデータ」とは?増える原因と削除・整理の方法、LINE以外も含むiPhone全体の整理はiPhoneの書類とデータを削除する方法に分けて解説しています。
トークの文字を残したい場合、削除候補は「キャッシュ」から始めます。LINE公式のキャッシュの削除に関する案内では、キャッシュを削除してもトーク履歴は削除されないと説明されています。一方、保存期間が過ぎた写真や動画は、キャッシュ削除後に再表示できなくなる場合があります。つまり、文字のやり取りが残ることと、過去の添付データを再び開けることは別です。
「写真」「動画」「ファイル」「ボイスメッセージ」などを削除すれば、本文のメッセージ表示を残しながら使用量を減らせる場合がありますが、削除した実体は復元できません。吹き出しや送受信記録が見えても、タップした添付データが開けない状態になり得ます。アルバムやKeepメモ、端末へ保存したファイルなど、保存場所が違うデータを同じものと考えないことも重要です。

最初の目標は「書類とデータをゼロにする」ではなく、残したいトークと添付ファイルを決めて不要分だけ減らすことです。

削除前にトーク履歴と必要な写真・動画をどう退避するのか
操作前に、LINEの「ホーム」→歯車の「設定」→「バックアップ・引き継ぎ」→「トークのバックアップ」を開き、「今すぐバックアップ」を実行します。2026年9月28日時点のLINE公式の標準バックアップ案内によると、標準バックアップはiPhoneではiCloud Drive、AndroidではGoogleドライブを使用し、保存対象はテキストメッセージです。同じOS間での復元を前提とし、写真、動画、ファイル、ボイスメッセージは標準バックアップの対象ではありません。
そのため、残したい添付データはバックアップ完了だけで安心せず、削除前に個別に開いて端末へ保存します。トークルームを開き、上部のメニューから写真・動画などの一覧へ進み、必要な項目を表示して保存してください。仕事の資料、契約内容、家族の写真などは、保存後に写真アプリやファイルアプリから実際に開けるかも確認します。LINE上でサムネイルが見えるだけでは、端末への保存確認になりません。
LYPプレミアム会員向けのプレミアムバックアップは、2026年9月28日時点では写真、動画、ファイル、ボイスメッセージも対象です。ただし、加入状況やバックアップ完了表示を確認せず、削除後の復元を前提にしないでください。標準バックアップ利用者は「文字はバックアップ、添付は個別保存」と分けて考えるのが安全です。
バックアップが進まない場合は、iCloud DriveまたはGoogleドライブの空き容量、通信状態、LINEとOSの更新状況を確認します。エラーが続く間は、トーク履歴や添付データの削除へ進みません。端末の空き容量が少なすぎてバックアップできない場合は、先にLINE以外の不要なダウンロードや大きな動画を整理するか、次節のキャッシュだけを削除して小さな空きを作ります。

バックアップ日時が更新され、必要な添付ファイルを端末側で開けることを確認してから削除操作へ進みましょう。
LINE内のキャッシュだけを削除するにはどの画面を開くのか
メイン端末のLINEを開き、「ホーム」→歯車の「設定」→「トーク」→「データの削除」と進みます。表示された一覧で「キャッシュ」の行を探し、その行の「削除」をタップします。確認画面では、削除対象がキャッシュになっていることを読み直してから確定してください。2026年9月28日時点で、この順路はiPhoneとAndroidのメイン端末で共通です。iPadやAndroidのサブ端末では、入口が「設定」→「トーク」になる場合があります。
キャッシュは、表示を速くするためLINEアプリ内に一時的に保存されたデータです。削除後も友だち、グループ、通常のトーク履歴は残り、必要なデータは利用中に再取得されます。直後は写真の再読み込みに時間がかかったり、通信量が増えたりすることがあるため、安定したWi-Fi環境で実行すると扱いやすくなります。
注意したいのは、「キャッシュ」の「削除」と、同じ画面にある他の削除ボタンを取り違えないことです。「すべてのデータを削除」はキャッシュだけを消す操作ではありません。名称が似ていても、確認画面に「メッセージ」「トークデータ」などが含まれていたらキャンセルし、キャッシュの行まで戻ってください。キャッシュ削除の詳しい影響は、関連するLINEのキャッシュ削除ガイドで個別に確認できます。
削除後はLINEを閉じずに主要なトークを数件開き、文字の履歴が残っているか確認します。その後、iPhoneは「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「LINE」、Androidは「設定」→「アプリ」→「LINE」→「ストレージとキャッシュ」などから使用量を確認します。OS側の集計には時間がかかることがあるため、数字がすぐ変わらなくても削除ボタンを連打せず、LINEの再起動や端末の再起動後に再確認します。

容量確保の一手目は、確認画面で対象が「キャッシュ」だけになっていることを見てから実行してください。
容量が大きいトークルームだけを選んでデータを削除するには
キャッシュ削除だけで不足する場合は、一括削除ではなくトークルーム単位で整理します。2026年9月28日時点のLINE公式「トークルーム内のデータを削除するには?」では、「ホーム」→「設定」→「トーク」→「データの削除」→「トークごとにデータを削除」と進むと、データ容量が多いトークルーム順に一覧表示できると案内されています。容量の大きいグループや、写真・動画を頻繁に送受信する相手から確認すると効率的です。
別の入口として、対象のトークルームを開き、上部のメニュー→「設定」→「データの削除」と進む方法があります。iPhoneおよびiPadでは「すべての期間」をタップし、削除する期間を選択できます。Androidでは、2026年9月28日時点の公式手順に期間選択の記載がないため、画面に表示された対象と確認文を基準に判断してください。端末やLINEのバージョンによって表示順が異なる場合もあります。
文字のトークを残すなら、「メッセージとトークデータをすべて削除」は選びません。写真、動画、ファイル、ボイスメッセージなど、画面上で個別に示された項目だけを選びます。削除前に一覧へ戻り、必要な添付データが端末へ保存済みか確認してください。学校や地域のグループでは古い動画が多くても、直近の配布資料だけ必要ということがあります。iPhoneで期間を指定できるなら、古い期間から削除することで影響を狭められます。
削除後もトークの吹き出しやサムネイルが残る場合がありますが、それは添付ファイル本体が端末に残っている証拠ではありません。過去のファイルをタップし、保存期間が終了していると再取得できないことがあります。作業は一つのトークルームずつ行い、削除後に文字履歴と必要な添付ファイルを確認してから次へ進むと、対象の取り違えに気づきやすくなります。

大容量順の一覧を使い、最も大きいトークを一つずつ確認すると、少ない操作で効果を得やすくなります。


写真・動画・ファイルを消してもメッセージ本文を残すには何を選ぶのか
データ削除画面では、「文字の会話」と「送受信した添付データ」を区別します。残したいのが日時、文章、URL、既読状態を含む会話の流れなら、メッセージやトーク履歴を含む選択肢は避け、写真、動画、ファイル、ボイスメッセージなどの個別項目だけを削除します。実際に表示される項目名を確認し、存在しない項目を探して別のボタンを押さないでください。
優先順位は、再入手できるデータからです。広告動画、共有済みの一時資料、端末の写真アプリにも保存されている画像などを先に整理します。次に、送信者へ再送を頼めるファイルを検討します。家族写真、本人確認資料、業務上の原本など、再取得が難しいものはLINEの外へ保存してから削除します。保存先はiPhoneなら写真アプリまたはファイルアプリ、AndroidならGoogleフォト、端末のギャラリー、Filesなど、後から場所を確認できるものを選びます。
アルバムに追加した写真と、トーク上で送受信した写真は扱いを分けます。LINE公式はキャッシュ削除とアルバムのキャッシュ削除を別項目として案内しています。トークデータを消したからアルバムの写真も同じように消える、あるいはアルバムにあるから端末にも保存済み、と決めつけないでください。重要な写真はアルバム表示だけでなく、端末または別の保管先に保存されているか確認します。
添付データの削除量が多い場合、処理中にLINEを強制終了したり、端末の電源を切ったりしないようにします。完了後、対象トークを開いて本文が残っているか、必要なファイルが保存先から開けるかを確認します。削除した項目はLINE上で復元できないため、「空き容量が増えたか」だけでなく「残すべき内容が残ったか」までを一回の作業として扱います。

添付データは「再入手できるか」「LINE以外に保存済みか」の二点で分けると、削除対象を決めやすくなります。
iPhoneの「アプリを取り除く」と「アプリを削除」はLINEでどう違うのか
iPhoneでは「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「LINE」に、「アプリを取り除く」と「アプリを削除」が表示される場合があります。2026年9月28日時点のApple公式ストレージ案内によると、「アプリを取り除く」はアプリ本体が使う領域を解放しますが、書類とデータは保持します。そのため、LINEの「書類とデータ」を大きく減らしたい目的には合わないことがあります。
「アプリを削除」は、アプリ本体と関連データを端末から削除します。LINE公式は、LINEアプリをアンインストールすると端末からトーク内容が削除されると案内しています。再インストール後にログインできても、事前のバックアップや復元条件を満たしていなければ、元のトーク履歴に戻せません。単に容量を減らすための最初の操作としては選ばず、LINE内のキャッシュ削除とトークごとのデータ整理を先に行います。
「ホーム画面から取り除く」も容量削除ではありません。アプリのアイコンがホーム画面から消えてアプリライブラリへ移るだけで、LINEとデータは端末に残ります。似た表現でも結果は異なるため、「ホーム画面から取り除く」「アプリを取り除く」「アプリを削除」の確認文を読み分けてください。
再インストールを最終手段にする場合は、LINEの登録電話番号、メールアドレス、パスワードなどのアカウント情報、バックアップの完了日時、利用中のApple Account、バックアップ用PINコードを確認します。標準バックアップでは写真・動画などが保存対象外であり、異なるOSへの移行にも制限があります。トラブル改善のために再インストールする場合でも、添付データを端末へ退避してから実行します。

iPhoneの「アプリを取り除く」は書類とデータを残す機能なので、LINEの蓄積データ削減とは目的が違います。
Androidの「キャッシュを削除」と「ストレージを消去」はどう使い分けるのか
Androidでは、端末の「設定」→「アプリ」→「LINE」→「ストレージとキャッシュ」などへ進むと、「キャッシュを削除」と「ストレージを消去」が表示される場合があります。画面名はPixel、Galaxy、Xperiaなど端末メーカーやAndroidのバージョンによって異なり、「ストレージ」「データを消去」「容量を管理」と表示されることもあります。
2026年9月28日時点のGoogle公式Androidヘルプでは、「キャッシュを削除」は一時データを削除する操作、「ストレージを消去」はすべてのアプリデータを完全に削除する操作と説明されています。トークを残したい場合、Android設定の「ストレージを消去」「データを消去」は選びません。LINEのログイン状態や端末内のトーク情報へ影響するため、アプリ内でキャッシュやトークルーム別データを整理する方法を優先します。
Android設定から「キャッシュを削除」を実行できる場合でも、LINE公式の案内に沿うなら、LINEの「ホーム」→「設定」→「トーク」→「データの削除」→「キャッシュ」から操作する方が削除対象を把握しやすくなります。LINE内に入れない、起動直後に終了するといった不具合時にOS側のキャッシュ削除を試す場合も、「ストレージを消去」と隣り合っていないか確認してください。
削除ボタンが見つからない場合は、設定画面上部の検索で「LINE」または「ストレージ」を検索します。仕事用プロファイルや管理対象端末では操作が制限されることがあります。その場合は管理者へ確認し、制限を回避するためにアプリを削除しないでください。microSDカードを利用できる端末でも、LINEのトークデータが自動的にすべて移動するとは限らないため、SDカードへの移動を代替策として前提にしない方がよいでしょう。

Androidでは「キャッシュを削除」と「ストレージを消去」を混同せず、後者はトーク保持を優先する場面では避けてください。

削除しても容量が減らない、写真が開けない場合は何を確認するのか
削除直後にiPhoneストレージやAndroidの使用量が変わらない場合は、まず数分待ち、LINEと端末を再起動して再確認します。OS側の容量集計には時間差があり、LINEを使い始めると必要なキャッシュが再作成されます。削除前後の数値だけでなく、端末全体の空き容量が増えたかも見てください。キャッシュを削除した直後に多数のトークや動画を開くと、再ダウンロードにより容量が再び増えることがあります。
キャッシュ削除後に古い写真や動画が開けない場合、そのデータの保存期間が過ぎており、LINE側から再取得できない可能性があります。キャッシュ削除でトーク本文が消えたわけではありません。端末の写真アプリ、ファイルアプリ、Googleフォト、iCloud Driveなどへ保存していないか確認し、送信者が保持していれば再送を依頼します。削除済みの添付データを、表示だけ残ったサムネイルから復元することはできません。
トーク本文まで見当たらない場合は、キャッシュ以外の項目、「メッセージとトークデータをすべて削除」、トークルームの削除、アプリのアンインストール、Androidの「ストレージを消去」を実行していないか振り返ります。バックアップがある場合は、現在の状態で追加のバックアップを取る前にLINE公式の復元条件を確認してください。削除後の状態を新たにバックアップすると、以前のバックアップを期待どおり利用できなくなる場合があります。
容量がすぐ戻るなら、写真・動画の多いグループ、オープンチャット、頻繁にファイルを受け取るトークを「トークごとにデータを削除」の大容量順一覧から再確認します。LINE以外が原因の可能性もあるため、iPhoneでは「iPhoneストレージ」、Androidでは「ストレージ」のアプリ一覧を容量順に見て、LINEが現在も最大なのか確認します。LINEの書類とデータを無理に小さくするより、端末内のダウンロード動画や重複ファイルを整理した方が影響を抑えられる場合があります。
今後の増加を抑えるには、重要な添付ファイルを受信時に端末へ保存し、不要な大容量トークを定期的に個別整理します。毎回アプリを削除する運用は、ログインや復元の失敗を招きやすいため適しません。キャッシュ、再取得できる添付、保存済みの古いデータという順番を固定すると、トークを残しながら容量を管理しやすくなります。

数字が減らないときは再削除を急がず、再起動後の容量と、どのアプリが実際に領域を使っているかを確認しましょう。
参照した公式情報
- LINEヘルプセンター「キャッシュの削除とは?(重いLINEを軽くする方法)」
- LINEヘルプセンター「トークルーム内のデータを削除するには?」
- LINEヘルプセンター「トーク履歴を標準バックアップするには?」
- Appleサポート「iPhoneやiPadのストレージを確認する方法」
- Androidヘルプ「空き容量を増やす」


